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2018年03月25日08:28

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蓼科山365日 3-25-18 芽張り

穏やかで春らしく感じる蓼科山の佇まいですが、そとはまだ氷点下が時々ある。
地面の雪は硬く凍り付き、表面だけは雪解けが始まっています。

少し山を下れば、そこはもう春が近づいていて草や木の芽を見つけることができる。
しゃがんでみると、そこには新しい発見がある。「ハコベ」や「オオイヌノフグリ」や「ホトケノザ」、「フキノトウ」などは皆茶色になった枯れ葉の下から春の光を求めて芽を張り出したのがわかる。

よく見れば、枯れ葉をかぶった柔らかな黒土に、さまざまな形の芽が姿を見せていることに気づく。
「生まれたものの弱々しさと、生きようとする意志の不敵なひらめき」が同居していると、
チャベックさんは書いている。

芽が膨らむことを「芽が張る」ともいう。春は、その「張る」の意味とも言っていいのではないだろうか。私たちは芽が「張る」姿の中に、具象化された生命の勢いをみるともいえる。




森の人
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