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2018年02月01日08:53

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【美術】「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」展(前期)

皆様、おはようございます。東京国立博物館平成館にて3月11日迄開催中の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」展に行って参りました。その感想です。


御室桜で知られる仁和寺は、光孝(こうこう)天皇が仁和2年(886)に建立を発願し、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院です。歴代天皇の厚い帰依を受けたことから、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わります。創建時の本尊である阿弥陀如来像(国宝)は、当時もっともすぐれた工房の作品です。また、高倉天皇宸翰消息(国宝)は皇室との深いかかわりを物語るものです。本展覧会では、仁和寺の寺宝のほか、仁和寺を総本山とする御室派寺院が所蔵する名宝の数々を一堂に紹介します。

99年に平成館のこけら落としで開催された驚愕の特別展である「金と銀」に出展されていた国宝『子嶋寺曼荼羅』が出ると言うのでイソイソと行ったら、余りの凄さに仰け反り返りました。今回の展示では「仁和寺観音堂の再現コーナー」があって33体の仏像が安置されていてそれが全て写真撮影可能なことからして太っ腹対応なんですが、普段は拝見したくても出来ない「本尊秘仏」の御開帳が半端じゃなくて多くて、空海が書き写してきた密教の秘法『三十帖子』も期間限定ながら全巻公開の上に仏様が有り難くて思わず合掌してしまうほどのうぶさに満ちております。正直申して「運慶展」での仏像にはあまり心動かされなかった自分でも今回の仏さんはスレていないのであります。前期で観れて良かったのは国宝の『孔雀明王像』と国宝の『三十帖子』が全巻観れたこと。そして『子嶋寺曼荼羅』の『胎蔵界』が拝めたことであります。2月14日から始まる後期には超目玉の葛井寺の『千手観音菩薩坐像』が御開帳なので是非足を運びたいと考えております。


http://ninnaji2018.com/
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