6月4日(日)、SLばんえつ物語号に乗って新津駅を後にして間もなくすると、乗客にこちらのものが配られた。
本日の記念乗車手帳である。
こういうサービスが、前日のNO.DO.KA.の旅での「自発的な」記念グッズの作成・配布にも活かされているのだろう。
実際、こういうものがけっこう嬉しかったりする♪
気をよくした私と友人は、売店でお弁当屋や記念グッズをなどをあれこれ購入。
ますます旅の気分が盛り上がったのだった。
とはいえ昼食の時間にはちょっと早いので、テーブルの上にはこんなものを展開させて場をつないだのだった。
汽車は阿賀野川に沿って山に分け入っていく。
こんな景色を見ながら過ごしていると、やがて津川という駅に到着した。
ここで、蒸気機関車の整備・点検や給水のために15分間停車する。
乗客にとっては絶好の写真撮影のチャンスだ!
というわけで、友人と二人で喜び勇んでホームへ。
すると、そこにはオコジョの部屋があった。
待合室がこんな風だったら、きっと列車を待つ時間も楽しいことだろう。
そんなことを考えつつ、オコジョの像と一緒に記念撮影させてもらった。
そして、すぐに蒸気機関車のほうへ向かう。
すでにたくさんの人が集まっていたのだが、そこではこんな作業が行われていた。
後のほうに積んである石炭を、ならして前のほうに移す作業の真っ最中だった。
こ線橋の上からもパチリ。
山間のいい雰囲気ではないか。
ついでに、SLの整備の様子も見学。
SL列車としては日本最長の距離と時間をかけて走るだけに、途中駅での点検が欠かせないのだろう。
どうやら、どこも異状がなかったようだ。
そして、1号車にある「オコジョルーム」も見ておく。
展望室からは、C57の様子を間近に見ることができて面白い。
折り返し列車は、こちらが最後尾になるわけで、眺めもきっときれいだろう。
オコジョの被りものもあったので、記念にパチリ!
やはり自分自身が、童心に返っていることがわかる。
こうして、定刻通り11時30分ごろに発車。
駅では、みんなが手を振って見送ってくれた。
SLというのは、観ている人が手を振りたくなる列車なのかもしれない。
さて、いつしか列車は新潟県から福島県へ入った。
阿賀野川は阿賀川と名前を変え、家の屋根もどこか会津っぽくなってきた。
「ばんえつ物語」という名前だけに、磐城と越後の両方を楽しめるのも、この列車の魅力の一つだ。
と、そこへもうひとつの魅力あるイベントがやって来た!
というのは、賞品をかけた「じゃんけん大会」である♪
・・・なんだか、前日といいこの日といい、こんなに何回もじゃんけんをしたのは久しぶりだ。
ただ、こういう時になかなか勝ち抜けられないのが私の「持っていない」ところだ(^^;)
2回目であっさりと敗れ、賞品は別の方の手に渡った。
しかし、ここで転んでもタダでは起きないのもまた私だ!
すぐさま勝ち抜いた方にお願いして、写真を撮らせて頂いた。
幸運の象徴みたいなものであり、きっとこの画像を見た方も福があることだろう。
さて、野沢駅を通過したあたりで、先ほど売店で買い求めた弁当を開けて昼食タイムにする♪
私が入手したのは、新津駅・三新軒の「SL浪漫弁当」である。
ちらし寿司で、蒸気機関車の動輪をレンコンの輪切りで表現しているところが面白い。
そしてこのお弁当には、もう一つのお楽しみがある。
それがこちらの仕掛けだ!
なんと、弁当の箱にSLの切り絵が付いているのである♪
この箱は、食べ終わった後に持って帰ったことは言うまでもない。
友人が選んだのは、ばんえつ物語弁当である。
2つを並べるとこんな感じ。
う〜む、どちらも本当においしそうだ♪
もちろん、実際に食べてみて美味しかったことは言うまでもない!
その後、山都駅での10分停車の間に三たび記念撮影を済ませると・・・
次第に視界が開け、列車は山の中から会津盆地へと入っていったのだった。
ラーメンと蔵のまちである喜多方駅を過ぎると、終点の会津若松駅はもう目と鼻の先だ。
こうして、4時間余りの道中を、感覚的にはあっという間に過ごしたのだった。
会津若松では、やはり歓迎の横断幕が迎えてくれた。
名残惜しいが、最後に記念写真を撮ってばんえつ物語とお別れする。
ぜひ機会があれば、また乗ってみたいものである♪
というわけで、さらなる鉄分補給を求めて、別のホームへと歩き出した私であった
-おわり-
だが旅はまだ-つづく-
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