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2017年05月03日06:09

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侍戦隊シンケンジャーの魅力(16)ー第17話「寿司侍」

第17話「寿司侍(すしざむらい)」

番組公式サイト 東映 http://www.toei.co.jp/tv/shinken/
第17話 あらすじ http://www.toei.co.jp/tv/shinken/story/1188876_1569.html

脚本:小林靖子 監督:諸田 敏

 風の激しい峠の山道。「ゴールド寿司」と書かれたのれんをはためかせ、
一人の職人姿にねじり鉢巻きの男が屋台をひいている。屋台のガラスケースには、鮮魚や切り身などの寿司ネタがならぶ。どうやら寿司の屋台らしい。
謎の男「ついにここまで来たか!く〜っ、待ってろよシンケンジャー!!」
 シンケンジャーのことを知るこの男は何者?

 志葉家の屋敷では隙間センサーがけたたましく鳴り、丈留以下5人の
侍たちが、黒子たちに見送られて屋敷を飛び出していくー

 17話・18話前後編は、いわゆる「6人目の戦士」登場回である。しかし
前編にあたる17話では、登場する謎の男の正体はまだ明らかにならず、
謎だらけで丈留たちにも事情が全くわからないまま、物語が進行していく。

 隙間センサーが感知した場所までやってきた侍たち。しかし、街中の橋の
周囲はまったくの平和でアヤカシの影もかたちもない。いぶかる侍たち。
 そのとき一陣の風が丈留を吹きすぎる。なんとなく妙な気配を感じて振り
向く丈留だが、やはり異常はない。侍たちが屋敷に引き上げていくのと入れ
替わりに、最初に登場した屋台が橋向こうに現れた。
謎の男「よ〜しっ、ここいらで準備するとすっか」

 志葉家の屋敷。座敷で丈留と侍たちを出迎える彦馬。特に異常はなかった、
と、気をゆるめかけたそのとき、丈留の目の前に矢文が打ち込まれた。
 急いでそれを開いてみると、独特の字体で「近日見参」と書かれている。
まさか外道衆?
 しかし彦馬の言によれば、屋敷はモヂカラの結界で守られているから、
外道衆といえども、直接隙間を通って屋敷には入り込めないはず。とりあ
えず、警戒を、という結論になる流ノ介と茉子だったが、丈留は、「あまり
神経質になりすぎるな」と言いかけたとたん、「何かいる!!」と叫んで
書道フォンを構えた。
 やはり異常はない。しかし、丈留だけは「やっぱり何かいる」と怪しい
気配を感じる様子。侍たちや彦馬には、なにも感じられず、逆に、丈留が
神経質になりすぎているのでは、と心配するのだが…

謎の男「もうすぐだ、もうすぐだぜ〜」
 夕焼け空の下、期待に胸がいっぱいという感じで、せっせとチラシを
書いている謎の男。その屋台の水槽にいるのは…なんとイカ型の折神!?
水槽にはもう1体の謎の折神まである。この男、何者?

 志葉家の屋敷の夜。自室で書の稽古をしている丈留。背にした床の間の
掛け軸から奇妙な気配とともに「眼」が現れ、丈留を見つめている。
 気配を察して咄嗟に「刀」の字を書き、背後に斬りつける丈留。しかし
やはり何もいない。丈留だけに感じられる怪しい気配。丈留は屋敷のあち
こちを刀をもって探してまわるが、どこにも何もいない。
 心配する侍たち。彦馬も黒子たちに命じて屋敷内を調べさせるが異常は
ない。
 やはり丈留の取り乱し様はおかしい。茉子の発案で、侍たちは独自に
矢文の正体を探ることにする。昼間のあの隙間センサーは、なんだったのか?

 六門船。一人のアヤカシが不気味に笑いながら、鏡にむかって、なにか術
を発している。
 入浴中の丈留はまたも怪しい気配を感じるが、丈留自身、自分の感覚が
おかしいのか、と自分で自分に自信がもてない。風呂に頭まで沈む丈留。

 翌朝。侍たちは、隙間センサーが正しかった、という前提でアヤカシの気配
を探ることにする。近くにあの屋台があり、男は道行く人々にチラシを配って
いる。
 分散する侍たち。ことはが男の近くを通りかかり、チラシを受けとる。
するとそのチラシには、あの「近日見参」の文字が!

 侍たちは「ゴールド寿司」という寿司の屋台の男に矢文を見せて問い
つめる。思わず「シンケン…」といいかける男。やはり何かを知っているのだ。
謎の男「お前ら、俺のせっかくの〜、台無しにする気か」
 と反論しかけるが、いきなり、カパッと笑うと、「俺の寿司食ったら教えて
やる」と開き直った。ワサビを山のように入れて握った寿司を侍たちの目の前
に並べ、ほくそ笑む男。何も知らずに口にした侍たちが、あまりの刺激に、
座りこんでしまうあいだに屋台の男は、猛スピードで逃げ出してしまう。

 そこへ、流ノ介の書道フォンに彦馬から連絡が入った。丈留が「清浄の谷へ
行く」という書き置きを残して姿を消したというのだ。
 侍たちは、流ノ介と茉子が丈留を、ことはと千明が謎の寿司屋を追う事にす
る。

 濃い霧におおわれた山中の神秘な雰囲気の湖。岸辺には赤い鳥居がたつ。
そこへ丈留がひとりで姿を現した。

 その姿を鏡で監視している例のアヤカシ。そこへ顔をだすシタリ。
シタリ「イサギツネ、どうだい様子は?」
イサギツネ「は、なかなか敏感な奴ゆえ、手間取りましたが、わが術中にある者、私の眼から逃げることはできません」
シタリ「頼むよ。奴が使うという血祭りドウコクを封印するという文字、
それを知りたい。妖術つかいのお前さんにはピッタリの仕事だ」
イサギツネ「お任せを。奴め、人気のないところへきたところを見ると、
稽古でもするつもりやもしれませんな。『封印の文字』の」
 一緒になって鏡をのぞきこむシタリ。

 しかし鏡の中の丈留は、虚空に「煙」の文字を書き、煙幕を張ってしまう。
煙がはれたとき、鏡の中に丈留の姿はなかった。慌てたイサギツネは自分の
眼で確かめてくる、と六門船をあとにする。

 そのころあいかわらず屋台を追いかけている千明。走りながらのらりくらり
と質問をかわす寿司屋。ことはに待ち伏せされ、「近日は、近日なんだよ。
こっちにも都合があんだよ」とよくわからないことを言いつつ、さらに逃げ
回る。

 流ノ介と茉子は清浄の谷へ向う道にいた。水に縁の深い池波家でも清浄の泉は、代々祀ってきたという。
 イサギツネが隙間から清浄の谷に現れ、鏡を手に丈留を探していると、
どこからともなく獅子折神が飛んできて鏡を奪った。シンケンレッドに変身
した丈留が水中から現れ、イサギツネに斬り掛かる。獅子折神から鏡をうけ
とったレッドは

レッド「覗き、とはいい趣味だな」。

ピンクとブルーも駆けつけ、レッドは風呂の中で水にもぐったとき、気配が
弱まったことから、イサギツネの術を見破ったことを告げる。

レッド「仕掛けたのは、最初に隙間センサーが反応したときか」
と言いつつ鏡を一刀両断する。
イサギツネ「そう、あの時手に入れたお前の髪で術を施したのさ。封印の
文字が探れなかったのは残念だ」

 妖術をくりだし、シンケンジャーたちを攻撃するイサギツネ。手だれのようだ。茉子はことはと千明を呼び出す。

 ことはと千明はあいかわらず、寿司屋との追いかけっこをしていたが、
茉子から連絡をうけて、清浄の谷へ向う。すると、なんと寿司屋もついて
くるではないか。いったいこの男、どういうつもり?

 レッドたちはイサギツネと河原で戦いとなっていたが、レッドが長く
イサギツネの術中にあったため、心身が消耗し、思うように戦えない。
グリーンとイエローも参戦するが、イサギツネは多彩な技で、シンケンジャー
たちを苦しめ、自分たちの「五重の太刀」の技を逆にくらうことになって
しまった、シンケンジャーは変身を解かれてしまう。

 そこへ…

 「ゴールド寿司」と書かれた箸袋がとんできてイサギツネに攻撃を
しかけた。

謎の男「待て、待て、待てえっ。(丈留たちに)よっ!危なかったなあ、
お前ら。
 外道衆!俺が相手してやる。」

 あっけにとられる丈留と侍たち。

謎の男「近日見参!っていったろ?こういう場面を待ってたんだよ。
こういうの!黙って見てろって」

 そしてポケットから白い「スシチェンジャー」を取り出すと「スシディ
スク」をそれにはめ、「一貫献上」というかけ声のもとにシンケンジャー
に変身した!なんと金色尽くめ。

ゴールド「俺が、6人目のシンケンジャー、シンケンゴールドだ」

 思わず、ぽかんとしてしまう丈留たち。

ゴールド「おい!反応しろよ、お前ら。ちゃんと見てたのか、おい」

流ノ介「え、え!」
茉子「ウソでしょ?」
千明「なななな、なんであいつが?」
ことは「ピカピカやし」
流ノ介「殿、わたくし、不勉強で6人目がいるとは全く知らず…」
丈留「俺だって知るか。いったいなんだ、あれは?」

 シンケンジャーを驚かしたことに満足げなゴールド。イサギツネの前にたち
はだかった。

イサギツネ「聞いてないぞ、シンケンジャーに6人目とは」
千明「俺らだって聞いてねえよ」

 名無したちが襲いかかると、ゴールドは背中につけた魚型の片手剣、
「魚丸」を使い、「居合い」であっというまに名無しの一団を片付ける。
 高らかになるゴールドのテーマソングをバックに一人で、名無したちを
次々に倒していくゴールド。勢いあまって、木まで斬ってしまったり、と
どこかユーモラスな戦いぶりだが、強い。

 八咫烏の術で無数の烏に襲われピンチになったゴールドを、丈留が火炎の
術で救うと、ゴールドはレッドに「腕あげたなあ」と親しげに声をかけた。
レッドを知っているのか。

 「魚丸百枚下し」の技でイサギツネ一の目を撃破。

 二の目の巨大戦となる。テンクウシンケンオーで立ち向かうシンケンジャー
だったが、イサギツネは透明になる技をくりだし、気配も殺気もないため、
テンクウシンケンオーは一方的に攻撃を受けてしまう。

 そのとき、ゴールドは、屋台にあったイカ折神を呼び出し、それに乗り
組んで参戦する。

グリーン「あいつ、折神まで持ってんのかよ」
イエロー「ほんまのシンケンジャーみたいや」
レッド「まさか…イカ折神」
 レッドにはなにか心当たりがある様子。

 イカ墨砲でイサギツネはあぶりだされ、動きを封じられる。思わず呆然と
していたレッドはピンクとブルーに促され、天空唐竹割りをくりだす。締めの、
「一件落着」まで横取りしてしまうゴールド。

 戦い終わって…

 清浄の谷の水辺に集まる丈留たちのところへ、ゴールドの姿のまま屋台を
ひいてくる男。

丈留「お前…源太か」

ゴールド「覚えててくれたか!。久しぶりだな、タケちゃん」
 変身をといて丈留にとびつく源太。丈留もとまどいながらもそれを受け止め
ている。さて、この男、果たして何者?

 シンケンジャー6人目の戦士は、どちらかというとコメディリリーフの役柄
を担える、明るくユーモラスな寿司職人。さて、この寿司屋の源太、丈留と
どういう関係なのか。どうしてシンケンゴールドになったのか。それは次回の
後編で語られる。
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