役所で死ぬまで「逃げて」放送した女性が有名な南三陸町ですが、
死者600人以上、いまだに行方不明な人も200人以上います。
つまり実質、900人近くが亡くなっているわけです。
役所の職員もかなり亡くなったんですよ。
だってこの防災庁舎に逃げて助かった人って10人しかいないんだもん。
最初はもっといたみたいだけど、津波が来るたびにさらわれていって、
しがみついた手をもぎ離されて、って、震災直後のインタビューでこの町長が話してた。
この人が生き残ったのも何かの偶然で幸運で奇跡。
この人は、そのときの体験のトラウマなんかものともせず、
町長としてがんばったんですよ、その後。
偉い人だと思うわ。
志津川病院の看護師さんの話も思い出すなぁ。
5階建て病院なんだけど、4階天井まで水がきたんだよね。
寝たきりのお年寄りをシーツにくるんで階段を上がるけど
何人も助けられなくて、助けた人たちも低体温でどんどん亡くなっていって。
あの夜は寒くて放射冷却かかって、しかも朝がたかけて雪も降ってさ。
生き残ることもどんなに大変だっただろう。
でもたぶん、亡くなった方々は、町の復興を喜び、応援していると思う。
小さい町で、みんなこの町が好きだった人たちだから。
■“生き残った者の使命”南三陸の佐藤仁町長が語る3月11日
(TOKYO FM + - 03月09日 12:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4469168
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