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2017年01月14日09:50

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「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展、再び

この年始、アピチャッポン・ウィーラセタクンの代表作3本を、立て続けに、劇場で観て、彼に関する本や図録、パンフ等にも目を通しての、東京都写真美術館での「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」展、再挑戦。
なるほど、彼の映像作品や映像インスタレーションは、彼の映画と双方向性を持ったもので、前回、観た時より、理解はグッと、深まった。というか、それぞれの展示作品の中に、観た映画のワンシーンを、垣間見たとでもいおうか・・。
なかでも、「花火(アーカイヴス)」は圧倒的。暗闇の中に光る閃光に、いつまでも包まれていたいと、感じた。あっ、これって、「光りの墓」で出て来た・・とか、あっ、ジェン(ジラー・ポンパット・ワイドナー)がいる・・とかねッ。
もちろん、彼の映画を観ていなくとも、アピチャッポン・ウィーラセタクンその人について、まったく知らなくとも、アート作品は鑑賞できるし、本来は、そうした先入観を何も持たずに、作品を鑑賞するべきなのかも???とも思うが、少なくとも、私にとっては、2度目の鑑賞で、ぼやけていたフォーカスが、だいぶ、ピタッと合ったような、そんな気分。
しっかし、アピチャッポン・ウィーラセタクンは一筋縄ではいかない、アーティストである。だから、今後も、彼の活動を益々、追い続けていくことに、おそらくはなるんだろうなぁ・・と。
会期は1月29日まで。


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