はしかはきつい病気だがワクチンが本当に足りない

ワクチン大手メーカーのひとつが今年ははしかワクチン（MR)を作っていない。
抗体価が急激に下がる可能性ありってことで何か作成過程に事故あったらしい。
いずれにせよ、今年はしか大流行したらまずいじゃん、ってときにこの状態。
オトナになってかかると重症化しやすいのでオトナもワクチン打ったほうがいいけど、
ワクチンの絶対数足りなくて定期接種のこどもぶん確保するので
小児科医はものすごく大変らしい。
オトナに打つぶんはない。
ただし、ワクチンってのは社会全体で打つことにも効果があるの。
１歳未満の小さい子はワクチン定期接種の対象ではないが、
この年代の子が万が一はしかにかかると、SSPEという
ものすごくまずい病気をその後に発症して死亡することがある。
はしか感染の平均７年後に出るので、小学生、発症すればゆっくり死ぬしかない。
妊娠中もワクチンは打てないけど、妊婦がはしかにかかると
流産率はかなり高くなってしまうの。
家族に妊婦や１歳未満の子はいなくても、社会全体を見ればいる。
たとえば電車で今日隣に１歳未満児をつれた妊婦が乗るかも。
だから社会全体でワクチン打ってはしかにかからないよう、
隣の赤ん坊と妊婦にうつさないようにしなくちゃいけないのに、
ワクチンがない。
…これってどうよ…

もちろんふつうに子供がかかってもはしかはきつい病気。
治ったあと計算能力や記憶能力が落ちたり性格変わったりする子もいます。
かからないのが一番であるのはいうまでもない。

■はしか感染、すでに１１５人　昨年の３５人上回る
(朝日新聞デジタル - 09月20日 21:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4203038