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2016年07月30日22:57

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ウナギ激減、危うし丑の日 放流や募金…取り組み広がる

■ウナギ激減、危うし丑の日 放流や募金…取り組み広がる
(朝日新聞デジタル - 07月30日 12:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4119344

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30日は土用の丑(うし)の日。日本人が最もウナギを食べる日とされる。ところが、かば焼きでおなじみのニホンウナギは絶滅危惧種となり、資源の枯渇が心配されている。そんななか、食べる側の消費者に近い料理店や小売りで「資源管理」の取り組みが広がっている。

 静岡県三島市のうなぎ料理専門店「うなよし」。普段より1時間早い午前10時の開店前には10人ほどの列ができた。いつもは午後2時ごろに「売り切れ」の看板がかかるが、この日は年に一度だけ午後3時まで営業する。事前に注文した持ち帰り客には夕方まで販売する予定だ。

 2年前に扱うウナギの量を半分ほどに減らした。その日の分を売り切ったら閉店。店じまいの時間が従来の午後8時から6時間ほど早まり、客は減った。関野忠明店主(63)は「絶滅危惧種を売る店の責任として、保護に力を入れないと消費者の理解は得られないと考えた」。仕入れ値が数年前と比べていくぶんか下がるなかで、収益は大きく変わっていないという。
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鰻屋さんは死活問題だと思うが、このままでは日本が自発的にウナギの保護に乗り出すことは無理だと思う。今の農水省にそのような能力はない。彼らは漁業者の目の前の利益を代弁するだけであり、永続する漁業など考える気などないからだ。例え考えたとしても流されて終わるだけである。実行力はない。

だから、しばらくこの状況が続き、海外からの圧力によって、全面的に漁獲が禁止される事になるだろう。

その時に向けて、鰻屋さんは今から準備を始めるべきである。もちろん、最も重要なのはウナギのタレであるから、これを再開に向けて残してゆくことだ。

と同時に、ほかの魚での蒲焼に取り組むべきだろう。

近畿大のようにナマズを使うのも手だし、ウツボであれ、アナゴであれ、同様であろう。魚だけではなく、何か別の肉など探すべきであろう。

吉野家でさえ、狂牛病が起きたときは牛をやめ、豚に切り替えたのである。ウナギも同様の話であろう。

また、鰻屋と言えばというそれ以外の代表的料理が欲しいものである。あのタレがあれば、何らかの料理は生み出せるとは思うが、こればかりは、ある種の天才と、ある種の強運が必要だろう。

また保護の観点からも、単に漁獲をやめるだけでは足りない。河川工事などにより、多くの川魚が育つように護岸工事に切り替えるなどの取り組みが必要だ。

もっとも大きな問題は、浜松など、専用の養殖場であって、こればかりは、倒産を免れないだろうと思われる。

しかし、巨大な養殖場を他の何かに転用できる道があるのなら、今から模索すべきだし、それが叶わないなら今からたたみ方を考えておかなければならない。それは同時に、復旧の仕方も検討しておかなければならないという話だ。

もちろん、それがどの程度で復活するのか、復活したあとに、どのような形で末永く続く漁業に切り替えられるのかは十分に検討する必要があるだろう。

しかし、日本の漁業というのはあるだけ取ればいいという意識が未だに強く、多くの場面で養殖の面においても、価値のある漁業という面でも、既に海外に負けているのである。

豊か過ぎた海が漁業を甘やかしていたのである。それどころか、考えることのない漁業を生み出してしまったのである。

漁業機器が次々とハイテクになる中で、取れるだけ取るという考え方を改めることのなかった漁業が滅びるのは当然の帰結とも言えるだろう。目の前の日銭のためなら、金の鵞鳥を殺すことさえ厭わないやり方である。

いずれにしろ、絶滅しようがしまいが、今のままでは全面禁漁が待っているだけである。これまでも何回もそれを防ぐ機会はあったのに、その全てで日本人は違う道を選んだのである。もちろん、このような声が彼らに届くとは思っていない。彼らはダメになったら自分の代で廃業すればいいくらいにしか考えていないように思われる。

それはもう目の前に迫っていると言っていい。


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