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2016年07月18日23:14

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【第41期碁聖戦五番勝負第2局】

■井山7冠が2連勝=囲碁・碁聖戦
(時事通信社 - 07月18日 20:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4099336

5連覇を狙う井山裕太碁聖に村川大介八段が挑戦する第41期碁聖戦五番勝負【主催:新聞囲碁連盟】の第2局が、7月18日に石川県金沢市の「北國新聞会館」で行われた。
結果は150手まで白番の井山が中押し勝ちをおさめ、防衛・5連覇まで残り一勝とした。
終局は18時25分、持ち時間4時間のうち残り時間は黒番の井山が1分、白番の村川が3分だった。
井山のタイトル防衛か、村川が踏ん張るか、第3局は7月28日(木)に大阪府大阪市「日本棋院関西総本部」で行われる。

● 村川八段、カド番へ ○
http://www.hokkoku.co.jp/goseisen/

前半戦のヤマ場である本局は、黒番の村川八段が小目と小目に対して白番の井山碁聖が星と小目でスタート。
黒は右上を大ゲイマに締り、白は右下へ一間に掛かった。
黒がケイマにツケて白はナダレ系の定石を選択した。
黒が左下へケイマに掛かり、白は穏やかにコスミ、白は左辺へ三間へ開いた。
白が下辺の大場へ回ってから黒は左上へケイマに掛かった。
白は反対側へケイマに受けた後に左下へ厳しく打ち込んだ。
黒は手抜きで左下を放棄して、右辺の配石を活かしつつ上辺から左辺へ打って大きく模様の拡大を目指した。
この為、白は右上へ一間に掛かって模様の荒らしを決行した。
黒は右辺からいっぱいに詰めて対応。
右辺は三線を這わされてしまったが、隅の実利を確保して、大きな損失は回避した。
黒は手番が回り、左上へ侵入していく。
白は実利を失って急場になった為、荒らしに入った上辺の石を補強しつつ、左辺の石にモタレながらの補強を目指して、大きな厚みを築き、凌いでいく。
下辺の石との連携から上辺の黒石に対して襲撃を決行していく。
黒は、左辺に確定地を確保したものの三線を這わされた為に中央の白模様が拡大されたので、上辺の弱石を凌ぎつつ、白模様の削減という難しい問題を抱えてしまった。
この辺りで、白が少し打ち易い展開になった可能性がある。
白は、上辺の弱石を動き出して黒を攻めながら、模様を確定地化していく。
黒は苦しい展開だが、この弱石の大石を右辺の大石との連絡を目指して凌ぎを図る。
上辺がアジ残りながら、このままでは足りないと見た黒は、10の十七へ勝負手を打って局面の打開を目指す。
ここで、大きく荒らされて生きられれば、事件になるので当然ながら白は厳しく対応する。
二目抜きで左右共に死なない形に出来たのは、大きかった。
黒は懸命に生きを目指すものの、半眼確保が精一杯で二つ目の眼を作る事が出来ずに投了へ追い込まれてしまった。

これで、井山碁聖は2勝目を挙げた。
次局のホームでの対局が来週に組まれているため、勢いの持続という点で大きな勝利となった。
村川八段は、追い込まれてしまったが、五番勝負なので次を凌げば逆転奪取の可能性が出てくるので、踏ん張りたいところだ。
今期シリーズは、井山碁聖優勢で前半戦終了となった。

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