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2016年05月08日23:00

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やや高齢出産




もう15年以上にもなるだろうか、毎年私にバレンタインのチョコレートを
欠かさずに贈ってくれる女性がいる。
職場こそ異なるが、同じ社内で働いている人だ。
お嬢さま育ちで、結婚したらそれを機に仕事を辞めてしまいそうな立場の人
だけど、実際には辞めないで働いている。
   
私と彼女との出会い(?)は少々変わっている。
その昔、フォルクスワーゲン系の車に乗っていた車オタクが、あるパーキング
エリアに20台くらい集まってオフ会をしていた時に、たまたま通りがかった
ワーゲン乗りの人(男性)が、「これってもしかしてワーゲンのオフ会ですか?」
と我々に話しかけてきた。 
話を聞いてみると彼もワーゲンの「濃いマニア」であることがわかり、同じ趣味を
持つ者同士で打ち解け、その後の定期的な集まりに顔を出すようになった。

数回目の会合の際、彼が「オレの彼女でーす」と自慢げに連れてきたのが、前出の
女性。 彼と同じ大学の後輩なのだという。
若くて、ピチピチしたステキなお嬢さんだった。 彼曰く「もしかして、彼女は
らんらんさんと同じ会社じゃないですか?」と。
詳しく聞いてみると、まさにその通りであることが判明し、互いにびっくりしながら、
その後は社内メールでやり取りをするようになった。
  
彼女は超大手ビール会社の役員さんの娘ということで、まあ、縁故採用だったので
あろうが、素直な良い子で、美人で可愛らしく、お嬢さま育ちらしく品のある娘さん
で、その上とにかく(当時は)若く、我々の間ではしばらくアイドル的な存在であった。
 
時を経て、彼と彼女は残念ながらそのままめでたくゴールインとはならず、彼女から
「彼氏と別れる相談」などを持ちかけられた私は、彼と彼女のどっちの側に味方をして
語れば良いのか悩んだりしたことを、いまとなっては懐かしく思い出す。

ともあれ、彼女は車オタクでない別の人と結婚し、数年後、別れ(この際も離婚相談
に乗った私・・・)、またその数年後には更に別の人と再婚した。
振り返ると、彼女から私に相談があったのはいつも別れ話の時で、恋愛を始める時や
結婚の時の相談には一度も乗ったことがない。 あれれ?

標題に話を戻そう。
そんな彼女が、2番目の夫との間に、ついに子供を授かり、出産した。
超高齢ではないが、初産としてはマル高マークがつく歳である。 外野ながらに心配
だったけれど、無事、丈夫そうな女の赤ちゃんを産んだ。 良かったなーと思う。
 
さっき、閉店間際のデパートに駆け込んで、出産のお祝いを贈った。
今年のバレンタインのお礼(3月にすべきホワイトデー)と兼ねているというところが、
タイミングを外しすぎていて恥ずかしい限りである。
自分の子供ではないけど、すくすくと、育つといいな。
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