今日は年休を取って、諸々の懸案を片付けた。
まず、近所の眼科医に行った。 メガネを新調しようと思ってね。 目を診断してもらったんだ。
まあ、眼圧そのほか特に問題なしで、この年にしてはマシな方だと言われた。
で、最近細かい字が読みづらいので遠近両用にしようかと思ってると相談したんだけど。
まだ、やめといた方がいいと言われた。
で、次にかかりつけの内科医に行った。 高血圧と痛風の薬が切れかかってきたので。
で、前回やった血液検査の結果を教えてもらった。 まあ、可もなく不可もなしのようだった。
で、メガネドラッグに行って、メガネを買った。
今のメガネもまだ十分使えるし、それは眼科医さんも太鼓判を押してくれたんだけど。
大分年季が入ってきてるので、万が一壊れたら、それこそ目も当てられなくなるんでね。
僕はド・ド・ド近眼なんださ。 メガネがなくなったら仕事どころか、日常生活さえままならなくなっちまうんだよ。
で、まあ、診断書を渡したので、レンズの方は簡単に決まったんだけど。
フレームはちょっと迷った。
僕はごくありきたりのシルバーメタルのフレームを使ってる。
イメージ的には(あくまでメガネのイメージだけ)こういうの。
で、同じようなのにしようと思ってたんだけど。 最近はこのタイプは流行りじゃないようで、黒縁とかそういうのが多い。
で、この際キリッと感を出してみるかと、ネイビーブルーのを選びかけたんだけど。
中身がキリっとしてないのにメガネだけ伊達っぽくしてもしょうがなかろうと思い直して、ごく薄い茶色の目立たないタイプにした。
僕とメガネのつきあいはやけに長い。
なにしろ、小学生のときからだから半世紀に及ぶ付き合いだ。
当時はメガネをかける子供というのはそんなにはいなくて、クラスに数人という感じだった。
で、大抵は運痴で、僕もまさにその典型だった。
なんでそんな若い身空で近眼になってしまったのか。
ガリ勉したからかいって?
まさかあるまいし。 人生でまともに勉強に没頭したのは、後にも先にも高三の1年間だけだ。
じゃあどうしてかというと理由は明白で、寝っ転がって漫画ばっかり読んでたからだ。
ということで、僕はこれらの漫画の主人公には親近感を持っている。
まあ、残念ながら昭和におけるメガネ男は、少なくとも漫画や映画においてはこういうダメっぽい
タイプが多かった。
そういう中で、メガネ、チビ、おまけにブフェイスという三重苦を逆手に取って、ハリウッドのスターとなった男がいる。
もちろん、ウッディ・アレンその人だ。 アニー・ホール好きだよ。
一方、昔の映画でもイケメンがメガネをかけて存在感を増した例があることはある。
例えば、殺しのテクニックTechnica Di Un Omicidio 。
これにマカロニ・ウェスタンでブレイクする直前のフランコ・ネロが準主役で出演した。
ネロの役は組織の若手の殺し屋。
で、最後、主役の殺し屋ロバート・ウェッバーにホールドアップをかまされる。
で、メガネを拭かせてくれよとウェッバーに言う。 ウェッバー頷く。
で、メガネ拭きを出すべくゆっくり片手をスーツの懐に入れて、さっと銃を抜こうとする。
ウェッバーの銃が火を吹く。
ということで、メガネを小道具として活かしていた。
あるいは、コスタ=ガヴラスの伝説の三部作の一つ。 Z
ジャン・ルイ・トランティニャンが検事役で主演を張る。
彼の演じる検事は野党政治家イヴ・モンタンの暗殺事件を調査する。
暗殺というか、表面的には混乱の中の事故とされている。
しかし、検事は調査を進めるうちにこれは事故でなく事件だと表現を改める。
この硬派な役のイメージを強調するために、トランティニャンは甘いマスクに黒縁メガネをつけて髪を七三にした。 で、見事に成功していた。
日本ではどうだろうなあ。 いまどきでなくて昭和時代となると。
映画じゃなくてテレビで、このヒット作の出演者が思い浮かぶ。
「七人の刑事」の芦田伸介。
と思ったら、あった、あった、思い出した。 僕はこのシリーズが大好きでねえ。
兵隊やくざ
天衣無縫な勝新ももちろん魅力的だったけど。
そのやくざあがりの新兵と無二の相棒になるインテリの有田上等兵殿を演った田村高廣の丸メガネをうまく活かした役作りは絶品だった。
歌謡界ではこの人がメガネスターの元祖じゃないかと思うけど。
僕の世代では、この人がメガネもけっこういいじゃんという世論の形成に功績があったと思う。
そういう先達のおかげで、メガネ男は今や差別を受けないようになっている。
というか、今は一定の年齢以上になると、近眼じゃない人の方が珍しいくらいだからねえ。
で、漫画世界でもダメ男でないイケメンメガネ男が跋扈するようになっている。
最初に出たのはこの辺りかな。
で、この史村翔+池上遼一の「サンクチュアリ」のキャラ設定をかなり持ってきていると思われる現代のクールジャパンのこの作品ではメガネ男はさらに洗練されている。
そのアニメを愛するヲタクの世界では、メガネ属性という言葉が日常用語として定着している。
どういう意味かというと、メガネっ娘に萌える男を指す。
で、僕らのささやかな三人の職場サークルにも一人いる。
サークルを統べる総帥だ。
もう一人の仲間の巨乳派はニックネームが示すとおりの好みで。
僕自身はなんというかその乳よりもケツというかヒップの方に目がいくんです。
なので、僕ら二人は同じシーンを鑑賞していても、着目点が異なっているわけだ。
で、総帥はなにしろリーダーなので、和を保つために旗幟を明らかにすることをなるべく抑えるようにしてるんだけど。
僕は総帥はメガネ属性間違いなしと睨んでいる。
だって、こういうキャラのファンなんだから。
このメガネ属性という言葉。 萌えやらやおいやら腐女子やらと一緒で、今や完全に日本語として定着しているけど。
僕はこの言葉を広めるにあたって功があったのはこの人物ではないかと思っている。
眞鍋かをり
かつてのブログの女王。 僕は彼女のブログが好きでねえ。 かつてmixi日記で取り上げたことがあるほどだ。
以下はそのときの日記の抜粋。
「なんというか、ナチュラルな文章だし、言葉の択び方、使い方にセンスがあるし、絵文字もほどよい使い方だし、明るい人柄なんだろなというのが実感できるし・・・
なんといっても、紹介されるエピソードがやたらおもしろい。
女の子にしては、やけに呑み助で、お酒にまつわる話が多いのも楽しい。
ときどき、さらっと下ネタを織り交ぜたりもする。
イケメン祭りとか、一人打ち上げとか、思わずわらっちゃったもんなあ。
まれに、心ないスレとかに反論することもあるけど、筋の通った考えをやんわりと伝える感じで、読んでてイヤミがない。 」
その後、所属プロダクションとゴタゴタがあって、伝説のブログ「ココだけの話」は閉鎖されちゃったんだけど。
そのブログにメガネ属性という言葉が登場して、当時反響を呼んだんだよ。
さて、そろそろ夕餉の時間だ。
最後は今日行ってきたチェーンのCM。
メン、メン、メガネのよいメガネ〜 ♪
https://www.youtube.com/watch?v=UgyHUOj4K8I
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