歌舞伎座・夜の部　ざっくりした感想

昨日は、色々雑用を片付けて歌舞伎座・夜の部へ

三階二列２２番で観劇
　場内は明らかに「観玄人気」で満員。
　三階で、男性客がトイレの場所を訊いてました。
　私の後ろに座った女性二人の頓珍漢な会話が楽しかった。
　先月も来たらしく、松緑（名前が出てこない）が【勧進帳】の義経を遣った人が、
　ほら先月悪い髪結いの役の人と同じよ。
　えぇ　違うんじゃ無い、顔全然違うよ！？。

｜、 江戸花成田面影
幕開きに手古舞姿の芸者が出て、前振り。
お姉さん芸者・藤十郎　鳶頭：梅玉・松緑・染五郎
町内の世話役が仁左衛門・菊五郎に連れられて海老蔵が裃姿。
脇に小さい子供（観玄）を連れて出ると割れんばかりの歓声。
「初お目見得」で、一幕にして盛り上がったのは凄い！
ご挨拶が「堀越観玄でございまする」三階席まで届きました。
＊初日の挨拶は、堀越観玄です。だったので・・・進化？している！

幕間１５分

｜、元禄忠臣蔵・仙石屋敷
通しで公演した時に見たぐらいで地味な芝居です。
仁左の内蔵助だから持った！　そんな感を強くしました。
孫の千之助が息子の主税役。
舞台に赤穂義士４６人が揃うのは圧巻でした。
プログラムを買わないので、誰が誰だか解らない。
ただ草履を履く足が右足（死を覚悟）や左足（本来の武士）だったり・・・
ばらばらでした。リアルさを求めたのか？　知らないのか？
仁左は左からでした。

幕間　30分
＊この間に木挽堂さんへ。
先日の独演会で、お祝いに頂いた「男の花道」のお礼を申し上げる。
そして、店内を見たら・・・欲しい本が一杯有りましたが３０分ですのですぐに引き返す。
それでもぎりぎりでした。

｜、歌舞伎十八番の内 勧進帳
幸四郎の弁慶を一番見ていると思います。
少しだけ歳を感じました。
染の富樫：良く無い。松の義経：こちらも・・・反対の配役で見たかった。

幕間　10分
｜、天衣紛上野初花・河内山
海老蔵の河内山は始めて見ました。
北村大膳は片市　親父さんそっくりにますます成って来ました。
浪治の梅丸は、梅玉の秘蔵っ子。
殿様役は梅玉でしたが、仙石伯耆守と松江出雲守同じ人は・・・どうなんでしょうか？
ご馳走で菊五郎が出てたら・・・と、思わず考えて仕舞いました。