昨日は一日雑用を片付けておりました。
朝 一番でご贔屓から「鮪」を送って貰う。
夕餉の食卓に出ました・・・美味しかった!
遅くなりました。
2015年9月歌舞伎座・夜の部 辛口の感想
9月7日 三階 2列32番で観劇
通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
花水橋・竹の間・御殿・床下・対決・刃傷 この場割りが普通ですね。
今迄見た芝居と比べて・・・辛口の感想
〈花水橋〉
足利頼兼 梅 玉
大一座に相応しい頼兼でした。この人意外で印象に残ってる役者は・・・いない。
絹川谷蔵 又五郎
随分前に、今の吉右衛門が遣ってると思います。
無難にこなしてますね。
〈竹の間〉
乳人政岡 玉三郎
この場の政岡は、余り印象に無いですね。
子役が、千松も鶴千代も良かったです。
沖の井 菊之助
前回の孝太郎より「凛」としてました。
鳶の嘉藤太 吉之助
台詞もつぶだって良かったです。
小槙 児太郎
もう少し大人の役者の役では・・・?
八汐 歌 六
この場の八汐は良かったですね。
〈御殿〉
乳人政岡 玉三郎
歌右衛門・芝翫・梅幸・雀右衛門・宗十郎・菊五郎・福助 結構見てますね。
後は、時蔵で見たいですね。
勿論 前回の玉三郎も見てます。
依り 人形(文楽)に近い演出でした。
「伊達の十役」で、先代猿之助と海老蔵も見てます。
染五郎の明治座公演は残念ながら見ておりません。
沖の井 菊之助
次ぎの女形の役どころなんでしょうか? 芝翫が印象に残ってます。
小槙 児太郎
余りこの場に出て来ないですね。やはり通し公演は筋が通って良いですね。
栄御前 吉 弥
良かったです。でも多賀之丞・芝翫 と云った貫録はありませんでした。
やはりこの役どころの役者不足です。
秀太郎・東蔵 あたりでしょうか?
八汐 歌 六
これは、二代目・鴈治郎と17代目勘三郎が憎ていで良かったですね。
他には、現・仁左衛門 吉右衛門 大きくてグロテクスで印象に残ってます。
松島が居ませんでしたが、本行通りなのかしら?
〈床下〉
仁木弾正 吉右衛門
不気味さに欠けました。
親父の幸四郎:叔父さんの松緑:先代・権十郎:先代・仁左衛門:団十郎
現役では、幸四郎・海老蔵 私は良かったです。
三津五郎は、やはり背が・・・。
荒獅子男之助 松 緑
これは、富十郎が一番。
丈の口跡の良さは・・・適う人はいませんね。
今回の松緑も悪く無いです。
これ一役で全力投球感溢れてました。
〈対決・刃傷〉
仁木弾正 吉右衛門
つくづく身体が大きいんですね。
声の幅がもう少しあっても良いと思いました。
ただ・・・足の親指を持っての見得 ふらついてました。
昼夜の主役は・・・やはりお歳が気に成りました。
細川勝元 染五郎
相変わらず声の幅が無い、おまけに台詞が謡え無い。
この役は「颯爽」としていた、と言われなくては・・・現なら仁左衛門。
その昔 七代目團蔵が仁木で六代目菊五郎の勝元の時
「恐れ入ったか!?」と問うと、小さな声で・・・おそれいらねぇや!
と、言ったとか。エピソードが有名ですが今回もそんな感じでした。
渡辺民部 歌 昇
御曹司のやくどこですが、きっぱりしないですね。
山中鹿之介 種之助
同じくです。声が「錬れて無い」。
二人には義大夫の稽古に励んで欲しいですね。
大江鬼貫 由次郎
端敵役者不足ですかね?。
山名宗全 友右衛門
お手本にならなくてはいけない人ですが・・・敷居を右足でまたぐ様では・・。
渡辺外記左衛門 歌 六
老け役 一手販売に成りましたね。
ただ 八汐の方に点が入るのは困ります。
こちらが本業ですから!
昭和の大歌舞伎の大一座の方がレベルが上の様な気がします。
雑俳で「先代を知る年寄りの愚痴:襲名無実」 と云う洒落が有りますが・・・。
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