mixiユーザー(id:64170)

2008年12月11日15:33

179 view

沈黙を際立たせる音

 音を用いるセッションを続けているとき、いつも、心の片隅にあるのは、この音が沈黙への架け橋となりますようにという願いです……

 音を通して無音へと至る……そのささやかなお手伝いが、サウンドレゾナンスのメソッドを通してできるなら、これほど嬉しいことはありません。

 今日もまた、音と沈黙にまつわるOSHO のことばを紹介させて頂きます……

--------------------------------------------

OSHO 『奇跡の探求2 第6章』より 

オーケストラが演奏しているとする
オーケストラでは色々な種類の楽器が演奏される
聴衆の中に
音楽を一度も聴いたことがない人がいたら
太鼓だけを聴くだろう
太鼓は一番騒々しい音を立てる楽器だ
他の楽器のもっと柔らかな音色は
捉えられないだろう

だが音楽に目覚めはじめると
より柔らかな音もだんだん捉えはじめる
気づきがさらに高まると
音を捉えるだけでなく
ふたつの音の隙間に気づくようになる
……ふたつの音の間の沈黙に

そして彼は、音楽を完全に理解するだろう
合間、隙間は最後に理解するものだ
音楽の理解とは
そうしてはじめて完成したと言える
合間、ふたつの音の合間の沈黙には
それ自体の意味がある
実際、
音とはただ、この沈黙を際立たせるためのものだ
音楽とは本当のところ
どれほどこの沈黙を働かせられるかにかかっている

もし瞑想者が音楽をつくるなら
音は少なく
より沈黙があることだろう
音はそれらを結びつける沈黙に比べ
遥かに小さいからだ

音の役目はただひとつ……
空なるもの
沈黙の暗示を与えては
去ってゆくことだ
音楽の中に深く入ってゆけばゆくほど
あなたの沈黙の感覚は深まってゆく
--------------------------------------------------------------------~


なお、SQライフのコラムにも、また新しい関連記事をアプしました。

見えない調律師のわざ
http://blog.sq-life.jp/monju/log/cat157/003911.shtml
1 5

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2008年12月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031