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2008年06月27日15:05

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寄り添う二人、禁断の愛

皆さんは電車に乗る際、席に座れなかった場合にはどうするだろうか?
まあ立ちんぼになるわけだが、その時私は必ず窓側を向いて立つ。
座席前に立つ場合はおのずとそうなるだろうが、ドア付近でも必ずと言っていいほど窓側を向いて立つ。

今日は久し振りの通勤ラッシュに揉まれた。
それはつい7時間ほど前の出来事である。
新百合ヶ丘で快速急行に乗り換える。
押し寄せる人の波。
気でも狂ったか!と思うぐらいに押しまくる。
ぐおお・・・俺はサラリーマンは絶対無理だ!と痛感する。
さて問題はここからだ。
入り口付近、私はいつものように窓側を向いて立つ。

これでもかとばかりに詰め寄る人・・・
閉まる扉・・・
身動き取れない空間・・・
私の真正面に中年のオッサンの顔・・・

「ひぃいいい!!!」

鳥肌が立った。
オッサンは車内に入ってきたまま体勢入れかえずに押し流されてきたもんだから、通路側に体を向けたままなので外側向いてる俺と向き合う形になってしまった。
しかも不運な事にそのオッサンはちょうど俺と同じ位の背丈なもんだから、お互いの顔が寸分たがわぬ真正面に・・・

「ひぃーー!普通、体、外向けるだろ!?」

ギュウギュウ詰めでどうやら身動きが取れないらしい。

「お、おい!ちょっと電車が傾けばキスするぞ俺ら!!」

心の叫びが通じて危険を察したのかオッサンはプイと顔を右に向けた。
よし!と私もプイと左に顔を向けた。
二人の心が通じ合った瞬間であった。
最高に笑える絵面が誕生した。
願わくば傍から・・・第三者としてこの光景を見てみたかった!
この電車は快速急行。
この状態は下北沢まで延々と続く・・・

嫌というほどオッサンと全身絡み合ったが、なんとか唇は守ったよ。


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