愛の生贄

いよいよ明日は待ちに待った給料日・・・。
モリーズニートヘルプも終わりを告げる。
家に帰るとユッケくんと戯れる。
くすんだ目の生気の無い私を見てユッケくんが語り出した。

ユッケ 「ご主人様、どうか私をお食べ下さい。ご主人様の苦しいお姿を見る
　　　　のは大変苦しゅう御座います。」

我輩 「ユッケ・・・」

ユッケ 「私はご主人様の血となり肉となって、ご主人様の中で永遠に生き
　　　　続ける事でしょう！！」

我輩 「気持ちは有難いがお前は骨と皮だけで、どうやってもダシくらいに
　　　　しかならん。」

ユッケ 「！！」

我輩 「それに明日は給料日だ。明日には金が入ると思って今日の昼に
　　　　塩カルビ焼きそばと鯵入り弁当をたいらげたのだよ。心配するな。」

ユッケ 「クエーッ！先にそれを言え！スケベスカンク！及び貧乏人！！」

そう叫ぶとユッケは私の手の平に糞を残して鳥かごへと去って行った。