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2007年04月13日22:56

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穏やかな光の中で

今日は13日の金曜日。
我輩の事だから、今日はとてつもない最悪な事が起こりそうな気配があったが、その心配とはよそに全く穏やかな日だった。

昼休み、公園で一人の女性が昼食を食べていた。
会社の制服着ている事からおそらく仕事の昼休みなのだろう。
ベンチに座って一人モクモク食べている。
弁当箱だから自分で作ってきたお弁当なんだろうな。
なんかいいなあ。
穏やかな光の中で公園で手作り弁当を食べている女性。
うあー、あまりにもツボに入ったからずっと眺めてしまった。

埃まみれの薄汚い髭生やしたオッサンが見つめている。
はたから見れば食い物欲しがる浮浪者、もしくは変態に映ったに違いない。通報される危険性もあったが、癒しの女神の誘惑に勝てず、とにかく眺めていた。

・・・俺、こえーな。
ふと、我に返った。
自分を客観視したら、俺、すげーこわい。
公園で老人が子供を見つめる姿なら絵になるが、公園で薄汚いオッサンが制服姿の女性を見てるのは非常事態に他ならない。
「産まなきゃよかった・・・」
お袋の声が聞こえた私は、涙を拭いその場を走り去った。
欲を言えば、最後の卵焼きを食べて弁当箱をしまうエンディングまで見たかった。

・・・やっぱ、あぶねーわ俺。

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