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自分は若い頃から「全日本卵でとじていないご当地カツ丼愛好家」として、「カツ丼」と注文すると卵とじではないタイプのカツ丼が出てくる街へ出掛けて食べ歩いてきた。
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ところが、去年の5月に転勤してきた秋田県にはそんな「ご当地カツ丼」などなく、せいぜいお店オリジナルで卵とじタイプではないカツ丼を提供している店がたまに見つかる程度で、見つけ次第食べに行ったりはしている。
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ある日、自宅の近くにどんな飲食店があるのかインターネットで調べていたら、自宅から歩いたら20分以上掛かりそうなところにあるトンカツ店のメニューに「かつ丼」のほかにもう1種類のカツ丼があるのを見つけた。
ネーミングからしてほぼ卵とじタイプではないことは間違いなさそうで気になっていたのだが、歩いて行くには中途半端に遠いし、駐車場は「お店の前に1台分」だけとのことで、何度か通りがかったときには駐車場が空いておらず未訪問のまま年越ししてしまった。
1月6日土曜日は、去年の8月に2年落ちのダイハツHIJETデッキバンを買ってからほぼ5000km走行していたため、購入した中古車店で10時半にオイル交換作業の予約をしており、11時過ぎに作業が終わったので帰り掛けに昼飯を食べて帰ることにしたが、そのトンカツ店に行ってみたら駐車場にクルマは停まっておらず、今回がチャンスとばかりその「とんぴん舎」で「天たれかつ丼(1050円)」を、「ごはん大盛可」とのことなので「大盛」で注文。
「天たれかつ丼」と聞いて想像していたのとは異なり、ご飯に千切りキャベツを敷いた上にトンカツを盛り、真ん中には温玉が落としてありこんなカツ丼初めてである。
まずはトンカツを食べてみる。
当然ソースカツではなく、天つゆのような甘い醤油ベースのタレが衣に染み込んだヒレカツが旨い。
ソース味ではなくほんのり甘い天つゆ味のトンカツだが、ご飯とキャベツと共に食べても違和感もなくおいしい。
そして、豚汁が付いてきたのだが、この豚汁がめちゃめちゃ旨いな。
途中からは温玉の黄身をつつくと半熟の黄身がトローリ流れ出る。
「天たれかつ」に卵黄をまぶして食べてみる。
こんな食べ方のカツ丼は初めてである。
卵黄のコクが加わりめちゃめちゃおいしい。
固まり切っていない白身と共に食べても旨い。
感心しながらおいしくいただき残り1口まで食べ進んだ。
そして完食。
ごはん大盛にしてもボリュームは大したことなかったが、オリジナリティあふれる卵でとじていない「天たれかつ丼」で、これだから「卵でとじていないカツ丼」の世界は奥深くて辞められないのである。
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