井上尚弥‐タパレス戦テクニックの応酬

　いやあ最高に面白い試合でした。戦前はタパレスは弱いので井上の楽勝といわれていました毛でそうではなかったと感じました。タパレスはデフェンスが抜群で井上の強打を芯で当てさせないうまさがあって井上はいつものタイトル戦と違って有効打が少なめな気がしました。１，２ラウンドを見て井上のパンチ力が半端ないのでタパレスは先週防衛に切り替えていましたね。重心を後ろにおいてしかも頭を下げてL字防衛アームにして強打を防いでました。井上がパンチが効いているのかどうかよくわからなかったと言っているのがそれを物語っています。井上陣営が頭を上げさせるためアッパーアッパーと叫んでましたがかえって
タパレスのアッパー食ってひやりとする場面が何回もありました。右フックでもいいの食らっていたようでいつもの井上らしくないと思いましたが思うようにパンチを打ち抜けないので焦りが伴っていたのかなと思います。
　しかし4回に井上がクリーンヒット有効打を放ち勝負あったですね。あのダメージがタパレスには大きく倒れるのは時間の問題だと思っていました。９回まで倒れなかったのは立派。しかしダメージが重なり結局判定には持ち込めなかったという感じです。いつもの井上の相手をなぎ倒すようなクリーンヒットは僅かでしたがそうでないパンチも強打者なので
ガードの上からでも相手にダメージを与えていましたが井上に善戦するためにはお手本になるような試合だったのかなと思います。それにしても井上選手は強いですね。