ちょっと読み応えのある本でした
彼の「考えて」「生かす」哲学は、とても多岐にわたり
(^O^)にはたして、太刀打ちできるかと
最後までふあんでしたが
最後に「書く」「読む」ことの示唆を
与えてくださったので、
ここを礎に
ちょっと、哲学ということを
考え直してみようかと
思います
皆さんも、ご参考までに(^^♪
smile(^O^)
若松英輔の究極の「生きる哲学」
「書く」とは、コトバを通じて未知なる自己と出会うことである。「書く」ことに困難を感じる人は、この本のなかで引用されている先人のコトバを書き写すだけでもよい。もし、数行の 言葉を本当に引き写したなら、その人は、意識しないうちに文章を書き始めているだろう。そして、こんなコトバが自分に宿っていたのかと、自分で書いた文章に驚くに違いない。
自分の魂を、真に揺るがすコトバはいつも自分から発せられる。人は誰も、コトバという人生の護符と共にある。コトバは見出されるのを待っているのである。
よく書けるようになりたいなら、よく読むことだ。よく読めるようになりたければ、必死に書くしかない。よく読むとは多く読むことではない。むしろ、一節のコトバに存在の深みへの 通路を見出すことである。
必死に書くとは、これが 最後の一文だと思って書くことにほかならない
たとえば、もうこの世では会えない人に、今日書いた言葉だけは届くに違いない、そう思って「書く」。本気でそう思えたら、文章は必ず変わる。心からそう感じることができれば「読む」態度も一変する。
「書く」とは、単なる自己表現の手段ではなく、永遠にふれようとする試みとなり、「読む」 とは、それを書いた者と出会うことになるだろう。そこに見出すコトバは、時空を超えてやってきた、自分に送られた手紙であることを知るだろう。
265ページ 2023/12/5tue
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