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翌日から東京出張だったが、ついでに八王子の実家に帰省することにしていた。
親と一緒に実家に暮らしている弟は運転免許を持っていないし、80代後半の両親は数年前に運転免許を返納しておりクルマも処分しており誰もクルマに乗れず、大きなモノや重い物を買うのも自力で運べず不便を強いられている。
5月から米どころの秋田勤務になり、新米も出始めた季節でもあり今回は秋田でコメを買って実家に持って行ってやろうと思い、米を担いで列車で行くのは大変だから、前日の10月25日水曜日は休みを取ってクルマで行くことにした。
秋田から東京へは距離も遠く、そんな長距離を同じ経路で往復するのはさすがにしんどいから、往路は新潟回り、復路は栃木→山形回りのルートにすることにした。
前夜は深夜まで痛飲したこともあり早起きなどできず秋田出発が9時半過ぎになり、一般道で向かったが新潟県長岡市の越後川口で17時になった。
自分は2002年10月から4年半新潟勤務していたが、越後川口の北堀之内の国道17号沿いに気に入っていたラーメン屋があるのだが、最寄駅からは2km以上離れており列車の旅では行きづらく、結局新潟を離れてから1度も訪問できずにおり、新潟勤務時代はmixiデビュー以前の話だからこれまでにmixiに投稿したことはない。
今回クルマで17時過ぎにお店の前を通ることになったわけで、今回寄らなかったから一生再訪できないかも知れず、新潟を離れてから15年半以上ぶりにそのラーメン「つり吉」本店を再訪。
当時はお店はここしかなかったが、今は隣の小千谷市に支店ができたようなので今は「本店」だが、当時と変わらぬただずまいである。
当時から醤油味のラーメンはノーマルと白醤油ベースの「白」の2種類があった。
当時どちらも食べておりどっちもおいしいのだが、めちゃめちゃ久しぶりの今回はノーマルの「(黒醤油)ラーメン(800円)」を注文。
まずは黒いスープをひと口飲むが、「そうそうこの味」、15年以上経っても1口でよみがえる記憶、こってりしているわけではないがあっさりしてもいない独特の深みのある「つり吉」の味である。
そのスープが絡んで麺も旨い。
チャーシューは脂身の多い豚バラ肉のチャーシューである。
近年流行りのトロチャーシューほど柔らかく煮込まれてはいないが、赤身肉の「昔ながらの硬いチャーシュー」とは異なる「つり吉」のチャーシューである。
こんなに色の濃い醤油ラーメンのスープを飲んじゃったら塩分摂り過ぎ間違いなしだが、華やかな味わいのスープがめちゃめちゃおいしくてついついスープまで味わいながら残り1口まで食べ進んだ。
結局全つゆで完食してしまった。
カラダには悪いがやっぱり「つり吉」のラーメンは旨いのだ。
めちゃめちゃ久しぶりに食べたが、今度は白醤油を使った「白」も食べに再訪したいところである。
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