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2023年07月12日23:23

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【第78期本因坊戦七番勝負第6局】

■井山三冠勝ち最終局へ=囲碁・本因坊戦
(時事通信社 - 07月12日 20:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7486137

本因坊12連覇を目指す本因坊文裕(井山裕太)に一力遼棋聖が挑戦する 第78期本因坊戦挑戦手合七番勝負 (主催:毎日新聞社・日本棋院・関西棋院)第6局が山梨県甲府市「常磐ホテル」で打たれ、文裕が白番中押し勝ちをおさめ3勝3敗となった。
次の最終第7局は7月19日(水)・20日(木)に三重県鳥羽市「戸田家」で行われる。

● 井山本因坊、2回目のカド番を凌ぐ ○
https://mainichi.jp/articles/20230712/k00/00m/040/223000c

今期シリーズもいよいよ後半戦へ突入となった本局、黒番の一力棋聖が小目と小目に対して白番の井山本因坊が星と星でスタート。
黒がタスキ型に打ったので、白は2連星ではない。
黒は左下を大ゲイマに締り、白は右上へケイマに掛かった。
黒は反対側へケイマに受けて白は手抜きして右下をケイマに締まった。
黒は左上へケイマに掛かり、白は上辺の大場へ先着。
黒は手抜きを咎める様に左上を両掛かりしていく。
白が左辺側を一間に挟み、黒は三々へ侵入して実利を確保した。
白が右辺を詰めて、黒は上辺へ打ち込む。
ここで両者が動き出して戦い開始となった。
黒は実利を確保して白を攻めていく展開かと思われたが白は打ち込んでいく。
黒も白を切断して、切断された白を攻めて行った。
隅を荒らされた黒は中央への脱出を目指す。
右辺周辺が白地化して来たので、黒は打ち込んで様子を見た。
白は4子のアタリを手抜きして、今度は左上で戦いが始まった。
ここも右上と同様に激しいやり取りとなって、局面が難解化していく。
白はコウを仕掛けてから連絡させての打開を目指す。
白はコウを解消して補強し、上辺付近の黒は中央へ進出していく。
左上周辺と右上周辺の石が繋がって戦場は中央付近へと移っていった。
右辺付近で白が厳しく迫った為、黒は反発して切り込み、この周辺が攻め合いの様相と化す。
右下付近が徐々に白地化して、下辺が黒模様になって行き、白は左下からツケより仕掛けてから下辺へも打ち込んでいく。
次にツケヒキ定石の様に跳ね出したので、黒は切って厳しく反発!この周辺でコウも絡んでの激しいやり取りが始まった。
黒は左上の白が手抜き状態になっていたキズへ打って、白の眼を奪って厳しく迫っていく。
白は凌ぎながらの打開策を探っていく中で手抜き状況だった下辺のコウ折衝が再開されて局面が大きく動き出す気配が出て来て、いよいよ勝負所へ差し掛かった。
白は左上で黒を裂いてポイントを挙げて、黒は下辺から中央付近での白への襲撃で代償の獲得を目指す。
白は大石が死ぬと負けになるので、当然ながら反発しての凌ぎを目指していたが、白を切断していた黒のタネ石の捕獲にメドが立ち、遂に大勢が決した。

これで、井山本因坊は2回目のカド番を凌いで、ニギリへ持ち込む事に成功した。
今期シリーズはフルセットへもつれ込む大熱戦となった!

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