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2023年06月09日04:41

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サタデイ・イン・ザ・パーク (Saturday In The Park)

     サタデイ・イン・ザ・パーク (Saturday In The Park)
                  シカゴ (Chicago)



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    Saturday In The Park
      Robert Lamm


Saturday in the park(*1)
I think it was the Fourth of July(*2)
Saturday in the park
I think it was the Fourth of July

People dancing, people laughing,
A man selling ice cream
Singing Italian songs
“Eh Cumpari, ci vo sunari”

Can you dig it (yes, I can)
And I've been waiting such a long time
For Saturday

Another day in the park
I think it was the Fourth of July
Another day in the park
I think it was the Fourth of July

People talking, really smiling
A man playing guitar
Singing for us all
“Will you help him change the world”

Can you dig it (yes, I can)
And I've been waiting such a long time
For today

Slow motion riders fly the colours of the day
A bronze man(*3) still can tell stories his own way
“Listen children all is not lost … All is not lost, oh no no”

Funny days in the park
Every day's the Fourth of July
Funny days in the park
Every day's the Fourth of July

People reaching, people touching
A real celebration
Waiting for us all
“If you want it, really want it”

Can you dig it (yes, I can)
And I've been waiting such a long time
For the day, yeah yeah yeah


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Footnotes

(*1) – “the park”:Central Park in New York

(*2) – “the Fourth of July”:American Independence Day

(*3) – “a bronze man”:the bronze statue of Columbus


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    サタデイ・イン・ザ・パーク
         ロバート・ラム


土曜日をセントラル・パークで過ごしたんだ
7月4日らしい一日だった
土曜日をセントラル・パークで過ごしたんだ
独立記念日らしい一日だったよ

皆んながダンスに興じ、笑い声を立てる
アイスクリーム売りは何やらイタリア語で歌っている
── エ・クンパーリ,シ・ヴォ・スナーリ
   (おゝ友よ、曲を奏でておくれ)

分かるかい、この感じ? (あゝ、分かるとも)
僕はずっと、こんな土曜日が来るのを待っていたんだ

そして別の日も、セントラル・パークで過ごしたよ
その日もまるで、7月4日みたいだった
それからまた別の日も、セントラル・パークで過ごしたよ
その日もまるで、独立記念日みたいな一日だった

皆んなが語り合い、心から微笑み合う
ギター弾きは僕たち皆んなのために弾き語りを始める
── ねえ君も手伝ってよ
   この世界を変えられるように

分かるかい、この雰囲気? (あゝ、もちろんさ)
僕は長い間ずっと待ってたんだ
こんな日が来るのを

祝日の星条旗を掲げて、ゆっくりと騎馬隊が通り過ぎる
ブロンズ像の親爺殿は
彼らしい威厳に満ちた言葉で演説を始める
── 汝ら我が後継ぎたちよ、まだ何も諦めるには及ばぬ
   望みは今なお、大いに残っておる

面白い日々をセントラル・パークで過ごしたよ
毎日が7月4日みたいだった
楽しい日々をセントラル・パークで過ごしたよ
毎日が独立記念日みたいだった

皆んなが認め合い、互いに感じ合う
そんな本当の祝福の日が
僕たち全員を待っている
── 僕たちが望むなら必ず
   本当に望むなら必ず

分かるかい、この想い? (あゝ、その通りさ)
そうさ、そんな日が来るのを長い間
ずっとずっと、僕は待っているんだ


       (附足と翻訳:duvanトレードマーク


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ロバート・ラムはセントラル・パークがお気に入りの場所だったようで、ここを幾度も訪れ、また複数回に亘って公園内の様子を映写機で撮影していたとのことです。
そして、それらの映像を何度も見返すうちに、この『サタデイ・イン・ザ・パーク (Saturday In The Park) 』を想起し、1972年に発表しました。

土曜日がインディペンデンス・デイ (7月4日) に当たるのは1970年です。
この時期、アメリカのベトナム戦争敗北は最早決定的となり、アメリカ軍の縮小、退却が始まり、1973年には完全撤退が完了します。

人々の「もう戦場に駆り出されなくて済むんだという安心感」と、「戦争に敗れて傷ついた祖国アメリカをおもんばかる気持ち」とが交錯する …… そうした、アメリカ人としてのアイデンティティを改めて探し求める人々の様子と、そうした人々によって紡ぎ出される光景に載せて、ロバート・ラムらしいオピニオンを表現した作品です。

この曲の歌詞 (Lyrics) はアメリカ人向けに呼び掛けるように書かれたものです。ですのでアメリカ人ならばそのまま分かるのでしょうが、そうでないと「はて?」となる箇所が有ります。
そこで「はて?」の箇所に脚注 (Footnotes) を付け、その脚注を用いて、附足の上で訳してみました。
尚、アイスクリーム売りの歌うイタリア語の歌詞ですが、これらはおそらく標準的なイタリア語ではなく、シチリア島、またはサルデーニャ島、或いはフランス領コルシカ島あたりの言語と思われます。


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