『ピンポン』原作&アニメを観ました。

なんとなく絵柄が濃すぎて敬遠していた松本大洋の漫画『ピンポン』なのですが、とにかく「イイ！」と推されまくりなので、とうとう全5巻をイッキ読みしました。

いや、確かに「イイ！」ですよ、コレ！！

あまりに面白くて、寝る間を惜しんで読み切ってしまいました。
物語もキャラクターも魅力的でしたが、やはり絵に力があります。

で、続けてアニメの方も観ました。

『ピンポン THE ANIMATION』は、私の好きな湯浅政明監督作品の中で、唯一観ていない作品であり、実はずっと気になっていた作品でもあったのです。

湯浅政明監督作品だから、と言うそれだけの理由で観ても良かったのですけど…原作もなかなか手が出ないでいる中で、アニメだけ観るのも違うんじゃないかな〜と変なこだわりで自縄自縛になってました。

そして、ようやく観たアニメは、正直、原作を上回りましたね！

映像的な表現もですが、松本大洋が構想していながら作中に盛り込めなかったエピソードがアニメでは採用されているらしく、登場人物の描き方の深みが全然違っていました。原作のストイックさも良いし、逆にアニメには無くて原作にはあるエピソードも多いですので一概にどちらが…とは言えませんけどね。でも、チャイナが救済されているところと、指導者三人の因縁と言うか繋がりが特にお気に入りです。

いわゆる部活モノとはちょっと違う感じですが、良い作品に出会いました！！