mixiユーザー(id:555665)

2023年05月20日00:14

53 view

ベリアロク

東京はもうコロナ終わりムードだというが本当だろうか。

・シャザム!〜神々の怒り〜

前作で家族の愛情を得たビリーが、それに執着・束縛するめんどくさい奴になってました(大筋)。
偉そうな大義をかざしても、結局ヒトも神も同じ。今作のテーマは「異種族の確執と融和」か。ほぼ全編明るく楽しくシリアスとコメディのバランスも素敵でホラー味にモンスターも大盤振る舞い、家族の在り方と永遠ではない現実からの精神的逃避、義兄弟にして親友フレディのロマンスをそれらのテーマにうまく絡めている。あのキャラクターを出すことで「神と人間は分かり合える」ことを示すのも良いが、それだけに決着のつき方に疑問が残った。
ビリー以外はシャザムとしての活躍は少なめ、相手が女神達ということもあってか殴り合いの肉弾戦はほとんど無くビームの撃ち合いメインなのでハードなバトルは期待しない方がいい。つまらないわけではないが。
キャラクターたちは両親含めみんな可愛いくてやり取りの度にニッコニコになるが、欲を言えば兄弟中ユージーンとペドロにも活躍をさせてやって欲しかった。ジャイモン・フンスーのコメディ化した大活躍は嬉しいし、「白雪姫」で槍玉に挙げられているレイチェル・ゼグラーも魅力的だった。
例えるならご飯大盛りでルーも美味しくなったけどカツがなくなったカレー。総じてクオリティは高く誰が見ても満足できるが、前作のようなガツンと心に来るシーンがあれば傑作といっても良かった。

・地上最大のショウ

先日の「フェイブルマンズ」でスピルバーグが多大な影響を受けた映画として知った1952年アカデミー作品賞作品。ゴージャスなサーカス映像と、主演3人の三角関係を中心とした愛憎とプライドと生き様をかけた悲喜劇が交互に展開される。特にメイン2人が張り合う空中ブランコは、成功するかわからない高レベルの技の応酬でハラハラドキドキが止まらない。ゾウや猛獣ら動物たちの芸も見事で、物語が進まない部分でけっこう尺を取っているため2時間半越えの長尺映画となってしまっているが、見ごたえは抜群。
ドラマのほうはソリッドではないがベタで明朗なドラマで老若男女も安心、時代を問わず楽しめそう。なんだかんだでみんないい奴らなのもポイント高い。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年05月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る