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2023年01月26日15:54

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忠犬岸田の朝貢外交ここに極まれり! 日本は米軍産複合体への献納のための増税と、米の戦争による血の貢献を甘受するのか?

フォト


※画像はくだんの時評

今日は簡単に。

昨日の東京新聞に中島岳志先生の論壇時評が載った。

「『専守防衛』捨てた岸田外交 米への依存と追従いつまで」という表題で全面的に政治学者の白井聡先生の論評を評価している。

白井聡さんの論評がこちら

安倍晋三の腹話術人形による独裁 戦後日本の堕落の総決算が迫ってきた
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/317294

白井さんは一貫して日本は「対米従属」はおろか、「戦後の国体は『菊と星条旗』となった」と主張しており、岸田が推し進める対米政策は、まさに「『天皇陛下ならぬアメリカ陛下のために(日本国民が)命を捨て』、そこに義務と喜びを見いだすことになる」と言っている。

この白井聡さんの「国体論」については憲さん過去に随筆で触れている

こちら

憲さん随筆アーカイブス 『お言葉』の威力、恐るべし! 白井聡著『国体論 菊と星条旗』を読んで「国体」について考える
https://hatakensan.cocolog-nifty.com/blog/2021/09/post-ebc10d.html

この白井さんの主張については、現在の情勢を見ると憲さんはまさに、その通りになっているのではないかと思う。

そういう意味では、白井さんの「予言」は当たっているのではないだろうか?

そして、白井さんは言う。
「(岸田=)安倍晋三の腹話術人形による独裁 戦後日本の堕落の総決算が迫ってきた」と。

この岸田の厚顔無恥なる攻撃に対して、私たちはフランスの民衆のように敢然と立ち上がるべきではないのか?

参考

フランスで100万人超がデモ 定年引き上げに抗議
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023012000213&g=int

それとも、今度は「アメリカの赤子(せきし)」として戦争に巻き込まれ、否! 再び東アジアの人々に銃口を向けていくのかが今大きく問われているのではなかろうか?

憲さんはこの時評を読んでそう考えた。

どーよっ!

どーなのよっ?

※念のため、中島先生の時評を全文採録しておく

以下

論壇時評 中島岳志

「専守防衛」捨てた岸田外交
米への依存と追随いつまで

 岸田文雄首相がアメリカを訪問し、バイデン大統領と会談を行った。ここで防衛費を北大西洋条約機構(NATO) 加盟諸国並みの国内総生産(GDP)比2%に大幅増額する方針を伝え、アメリカ側から歓迎された。
 この方針は昨年五月のバイデン大統領の訪日時に、日米間ですでに確認済みだったとされる。しかし、秋の臨時国会では議論がなされず、臨時国会終了後に唐突に発表された。 その後、急いで閣議決定を行い、通常国会が始まる前の訪米でバイデン大統領に伝えられた。
 戦後日本の防衛体制を大きく変更する重要事項が国会審議なしに決定され、アメリカに伝達される。日本国民よりもアメリ力に仕えているかのような岸田首相の振る舞いに、批判が上がっている。なぜそのようなことがまかり通るのか。
 政治学者の白井は「安倍晋三の腹話術人形による独裁 戦後日本の堕落の総決算が迫ってきた」(1月17日、日刊ゲンダイDIGITAL)の中で、「問題となっている防衛費の倍増、防衛3文書の改定」の本質 「アメリカの意思、それだけだ」と喝破している。 白井が注目するのは、この国における「国体」の存在である。戦前の日本は天皇統治を正当化する「国体」が支配し、戦後になって解放されたと考えられてきた。しかし、白井は著書「国体論―菊と星条旗」 (二〇一八年、集英社新書)の中で、国体は戦後に連続しているという。
 「戦後の国体」とは何か?それは「菊と星条旗の結合」、つまり天皇とアメリカが結びついたものである。アメリカは天皇制から軍国主義を除去し、象徴天皇制に置き換えることで「平和と民主主義」を注入した。これによって、戦後の天皇制は対米追随構造の一部となり、国民に浸透していった。日本の政治家たちは、アメリカを天皇のように慈悲深い存在として演出し、従順な姿を見せることで、安心感を与えてきた。
 しかし、この路線は日本国民を守ることにつながるのか。
    白井の見方は厳しい。「日本人が天皇と仰ぐアメリカと中国 との覇権争いにおいて、米の覇権を守るために焼け野原になる」ことを覚悟しなければならないという。
 現在、アメリカと中国が覇権争いを繰り広げている。 アメリ力は、この状況下で日本をどう戦略的に利用するかを考えている。岸田首相は防衛費大幅増と共に、敵基地攻撃能力の配備を打ち出した。これによって、日本はアメリカから巡航ミサイル 「トマホーク」などを購入することになる。これはアメリカの軍事オペレーションの選択肢を広げる。
 白井は、ウクライナ戦争が一つのモデルを与えているという。アメリカは自らの犠牲を最小限に抑えながら、ロシアの力を大きく削ぐことに成功しつつある。これはまさに「自軍から犠牲者を出すことなく、従属国に血を流させて敵対的な大国を「弱体化させる戦略」である。これを東アジアに応用し、中国に対する覇権争いを展開しようというのがアメリカのもくろみだと、白井は見る。
 こうなると、日本は「大軍拡 =米軍産複合体への献納のため の増税」と「アメリカの覇権を持続させるための戦争への血による貢献」を引き受けなければ ならない。戦前の日本人が天皇のために命を捨てたように、「天皇陛下ならぬアメリカ陛下のために命を捨て」、そこに義務と喜びを見いだすことになるのかと、白井は問いかける。
 今回の岸田外交は、専守防衛というあり方をかなぐり捨てるという点で戦後体制の大転換のようにみえるが、アメリカへの依存と追随を加速させるという点で、戦後体制の強化にほかならない。アメリカの軍事作戦に対して、それを拒否するよりどころが「専守防衛」というテーゼだったが、これを手放すということは、日本の主権の一部を事実上手放すということにつながる。
 アメリカという戦後の「国体」を、日本はいつまで抱きし めるのか。いつまで上目遣いを 続けるのか。
 日本のあり方そのものが問わ れている。

(なかじま・たけし=東京工 業大教授)

以上
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