「0.12%」…数字が語る世界の中の日本のコロナ
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc393601405a87a24efe395bd401f91656d66431
FNNが入手した世界各国の新規感染者数、新たな死亡者数、ワクチン接種率などの比較データをご紹介しつつ、若干の分析を加えてみたい。(以下に紹介する各数値は、米国ジョンズホプキンス大学及び政府発表によるもの)
1日あたり1%の増加も、G7でも後れを取るワクチン接種率(8月18日時点)
G7=主要7カ国 接種率
アメリカ 51.45%
イギリス 60.90%
フランス 52.97%
イタリア 57.39%
ドイツ 57.53%
カナダ 64.47%
日本 37.87%
8月18日の時点で、全国民に占める2回のワクチン接種を終えた割合では、日本は主要7カ国の中で依然として最下位であり、他の6カ国から15〜25%ほどの遅れを取っている。
(中略)
直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は主要国でも増加の一途
G7 直近1週間の10万人あたりの新規感染者
アメリカ 290.25人
イギリス 306.44人
フランス 246.75人
イタリア 71.84人
ドイツ 39.23人
カナダ 38.31人
日本 92.22人
感染力が強いデルタ株のまん延により、日本では危機的な状況が続いており、欧米の多くの国も、感染再拡大の傾向が見られる米国をはじめ、警戒すべき水準にあるといえる。
(中盤)
一方で、新規感染者のうちどれくらいの数の方々が亡くなられているか、すなわち「新規感染者数に対する新規死亡者数の割合」に着目してみると、G7を始めとする主要国との比較においては、日本は低い水準に抑えられている。
G7 新規感染者数(直近1週間)における新規死亡者数(直近1週間)の割合
アメリカ 0.49%
イギリス 0.32%
フランス 0.33%
イタリア 0.55%
ドイツ 0.29%
カナダ 0.25%
日本 0.12%
ワクチン接種が世界でも最速で進んだといわれるイスラエルで0.29%と、日本の倍以上の数値を示している。またG20各国を見ても、日本より高い数値となっている。
(中略)
「新型コロナによる死亡率」を示すともいえる数値で、日本が他国よりも低い水準を維持している背景には、いくつかの要因が考えられる。
世界でもトッププラスの日本の医療体制、そして、それを支える医療従事者の方々の献身的な働きであろう。十分な医療体制を構築し、それを維持していくことがなによりも最優先されるべきである。
また、政府による高齢者(65歳以上)への先行ワクチン接種戦略が一定の効果を上げている可能性もある。新型コロナにより重症化しやすい高齢者層に対してまず集中的にワクチン接種を実施し、現時点(8月中旬)で、全国の65歳以上の高齢者の85%が既に2回の接種を終えている。これにより、他国と比較して死亡者数が低い水準に抑えられている可能性がある。
(中略)
その上で、この「0.12%」という数字が示す日本の新型コロナ対策の効果を客観的に検証し、さらに効果的な対策の足掛かりにしていくことも重要であろう。未知のウイルスとの長きにわたる闘いの中で、一人でも多くの尊い命を救っていくためにも、冷静で客観的なアプローチがいまほど求められている時はない。
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日々のマスコミの煽り記事でもある新規感染者数ばかりに目を向けずにこのような客観的なデータにも目を向けるべき。
■国内最多2万5876人が新規感染=東京3日連続5000人超―新型コロナ
(時事通信社 - 08月20日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6636542
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