日本植物病理学会 (編集, 著) – 2019年刊 新書(ブルーバックス)
。細胞壁という強固な壁で守られている植物細胞に侵入しようとするウイルスや真菌や卵菌といった微生物と植物との数億年にわたるすさまじいまでの攻防の歴史が語らている。守る植物側と攻めるウイルス、微生物との終わることのない戦いは双方の進化とともにより巧妙さと激しを増していく。
アマゾンに載っていた以下の書誌説明からもこの書の面白さを知ることができる。
「陸上植物が生まれてから約5億年といわれるが、その長い時間、植物と病原菌は生死をかけた「果てしなき戦争」を繰り広げてきた。スパイさながらの防諜戦、大量破壊兵器とそれを迎撃するミサイル、感染すると細胞がアポトーシスする「自爆機構」など、植物と病原体の分子レベルの闘いは、きわめてダイナミックである。本書では、そんな植物と病原菌の関係にフォーカスを合わせ、その驚くべき攻防の舞台裏を解説する。」
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