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2021年05月05日19:37

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「赤毛のアン 」・・・

ワシよ〜
昨日と今日は「赤毛のアン」を読んでいて
読み終えたところなのじゃよ〜

世界的に有名なこの本を
読んだことがある人も
読んだことがない人も居るじゃろうし
昔読んだ気がするけど内容は忘れてしまった人も
多いじゃろうサ〜

「赤毛のアン」というのは我が国でつけられた
邦題であって原作では
”Anne of Green Gables"
というらしい。

「緑の切妻屋根のアン」と直訳できると思う。

切妻屋根というのは数ある屋根の形状ののうちの
ひとつの形状であって、
何でもない二つの板をふたつ合わせたような形状の屋根を
いうのである。

個々の土地はおうちに名前を付ける習慣があるらしい
お隣のバリー家では
オーチャード・スロープと名付けていた・・

アンはカナダのプリンスエドワード島に在る
アンボリ―村(架空)に住む
マシュー・カスパートとマリラ・カスパートの兄妹のうちに
孤児院から引き取られることになった
11歳の少女である。

農家であるカスパート家では60歳になるマシューの手伝いができる
10・11歳の男の子が欲しかったのだが、
何らかの手違いがあってアンが行くことになってしまった。
マリラは翌日紹介してくれたスペンサーのところに
アンを返しに行くのだが、
そこで次にアンを欲しがる女を見て
性格が悪そうなので渡す気に成れず 連れ帰って来て
アンを育てる決心をするのであった。

兄のマシューの方は最初に馬車で アンを駅まで迎えに行った帰り道
アンのおしゃべりを聴いているうちに
既に気に入ってしまっていた・・・

この二人の兄妹は数日したら、アンが居ない元の生活など考えられない
とまで思うようになる・・・
血はつながっていなくても
ちゃんと愛情をもってアンを育ててくれるのでった・・

これはプリンスエドワード島という
どこを切り取っても美しいこの環境の中で
ひとりの少女が成長していく物語であったサ〜

ワシはこの本を翻訳した時「赤毛の・・・」
としたことは大きな間違いであったと思う。
「赤い髪の・・」だったらましだが・・
「赤毛の・・」としたら
なんだか差別的な印象がつき纏う・・
「赤毛なのによ〜」とか「赤毛のくせしてよ〜」とかの
マイナスの印象が絡みついてくる気がするのである・・・

ワシ西欧人で赤い髪の人を見たことあるけど
金髪の人は稀であるし美しいと思うように
赤い髪の人も同じくらい個性的で美しいと思うのである。
むしろ赤い髪の人は
金髪と同じくらいの価値と魅力があると思っているのである。

もし、「緑の切り妻屋根のアン」としたら
なんだかよくわからないし、インパクト薄いなぁ〜

でも赤毛にしたら
あの赤い髪の魅力的な人々を
まとめて侮辱する響きを持ってしまうような気がするのじゃよ・・

この物語の中でアンは赤い髪だと書いてあるけど
それが被差別的なニューアンスは少しもまとっていないのである・・・

「にんじん」「にんじん」とからかう男の子は居たが、
こういう小学生の男の子はどこにもいるのである。
アンはそいつのことを
完璧に無視する方法で対向していた。
女の子の方が逞しくて強いのである。
男の子の方が弱いし 損をしているのではないだろうか・・・?

アン姫をいじめたことで
逆に下手こいて
みじめな立場になったことはが予想されるのである・・・




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