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2020年09月22日19:36

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フライト中のマスク着用はやはり必要!? CDCがベトナム航空国際便の新型コロナクラスター追跡レポートを公開

フライト中のマスク着用はやはり必要!? CDCがベトナム航空国際便の新型コロナクラスター追跡レポートを公開
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=6238898

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で、旅客機内でのマスク着用についてのトラブルが起きていますが、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のレポート『Transmission of Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 During Long Flight(長時間飛行中のSARS-CoV-2の伝播)』によると、2020年3月2日のベトナム航空ロンドン・ハノイ間で起きたクラスターを調査。16人の感染者のうち、12人がビジネスクラスの乗客で「座席の近接は感染リスクの増加と強く関連していた」と結論。当時は空港や機内でのマスクの着用が必須ではなく、対策として「マスクを義務的に着用し、機内や空港で手指衛生と咳エチケットの実施が比較的簡単な手段」とされています。

このロンドン・ハノイ間の10時間のフライトをしたベトナム航空57便には、乗組員は合計16名、乗客は201名が搭乗。そのうち21名がビジネスクラスでした。この調査では、ビジネスクラスを利用した27歳のベトナム出身の女性実業家を「ケース1」と特定。彼女は2月中にイタリア・フランス・イギリスに滞在し、搭乗前に喉の痛みや咳の症状があったといいます。

この便では「ケース1」と2席未満と推定された2メートル以内の座席の乗客11人の陽性を確認。2席以上離れた1人と、エコノミークラスの2人、乗組員1人も感染しています。

このレポートでは「1人の症状のある乗客が、フライト中にビジネスクラスの少なくとも12人の乗客に感染させたことを強く示唆している」「関連するケースが確認されたすべての人の潜伏期間は、飛行のタイミングと重なる」としており、国や航空会社に「厳格なスクリーニングおよび感染防止対策が必要」と結論づけた上で、マスクの着用、手指消毒、咳エチケットの徹底の有効性を示唆。同時に真ん中の席を空けるなどの対策は「不十分」としています。

長時間の陽性者との接触による感染リスクが改めて示されたこのレポート。フライト中のマスク着用などの対策が必要だという根拠になり得る研究といえるのではないでしょうか。

Early Release – Transmission of Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 During Long Flight(CDC)
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/11/20-3299_article [リンク]
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航空機の換気力は新幹線以上と言われており、新幹線の10分に対して3分程度と言われている。よってその能力は屋外よりは劣るが、ほぼ匹敵と呼んでも良いだろう。

また、どの程度の濃度にどの程度の時間の暴露によって感染するかの研究はまだないが、結核などではそういう考え方はある。空気感染とエアロゾル感染の違いはあるし、該当者がどの程度の会話を続けていたかは不明だが、ここではIndex1は会話をしていなかったと仮説する。

ただし咳の症状があったという事で、極めて高い濃度のウィルスを放出していた可能性の方が高い。咳をしている人がいるなら話は全く変わるのである。また感染の広がりからIndex1はマスクもしていなかったと推測する。マスクをしてこの広がりなら、マスクの意味はなく隔離以外の方法はないはずだからだ。

すると感染は、周囲2m〜3mは飛沫による感染、それより遠くはエアロゾル(咳をしていたなら大き目の飛沫か)が原因と推測できる。エアロゾルによる暴露、つまり空気中の微粒子を吸い込んだ事で、鼻奥、口奥から喉に直接付着したと考えるのがよい。

Index1はフライト中、ずっと呼吸をするし、その間にずうっとウイルスを供給し続けたわけだから、どれほど換気をしても、流体中に身を置いている人は、結局はフライト中、ずっと暴露し続けた事になる。

するとエアロゾルによってどの程度の時間で感染に至るかは、このフライト時間の約半分程度と考えても良いだろう。フライトが10時間なので5時間とすると、それは十分にありそうと十分に思える。感覚的には1時間以上はやばそうで、10秒ならありえないと考える。すると何分?という感覚として15分を濃厚接触とするのは妥当な気もする。

大部分がビジネスクラスであるし、ある程度空間が区切られているエコノミークラスには感染が及んでいないので、例外の2名は、換気ではなく別の経路で感染したと思われる。それが何であるかはよく分からない。少なくとも、その二人がいる空間はエアロゾルが流れていない、または十分の濃度が薄い事が想定できる。

しかしふたりが並んでいるのは示唆的で、搭乗時、降機時の可能性も否めない。咳を直接くらった可能性があるという意味だ。

飛行機内であるとしたら、飛行機内の換気システムがその辺りに漏れていたなどもあるが、その割には少ない。トイレか何かを共有した、などの接触や、たまたま感応度が高い免疫の人たちでかなりの低濃度でも感染したか、などなどの理由が考えられる。

直接的に接触したかどうかは不明だが、もしないとすれば、10分未満の接触でもエアロゾル感染する経路があるという事になる。それよりは飛沫接触の方が可能性は高い。

いずれにしろ、最大の感染要因は距離にある事を示す。それは間違いない。それは1km先で発生した病気に罹患する可能性が極めて0であるのと同じだ。近づかなければ大丈夫は基本戦略になる。

およそ屋外でさえ、数m以内で感染者の咳を浴び続ければ感染するのは明らかと思える。メカニズム的にも何の不思議もない。よってそのような距離では感染者がまずマスクをするだけでずっと状況は変わる。そして相手からの飛沫を防ぐためフェイスシールドやマスクなどの着用し、そして手を洗う、うがいをするなどが効果的である事は、一応、想像の範囲内である。

問題は、感染者がいる空間でもどの程度で手洗い、うがいをすれば良いかだ。その時間を出すべきなのだ。毎度石鹸を使う必要はない。水でよいからこまめに洗う事、うがいする事がどれほどの効果を上げるか。今の所、それを示唆する論文はなさそうだ。

一時間毎なのか、30分毎なのか、それとも2時間で十分なのか。この辺りが今後にとって大切になろう。

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