一昨日の事で電話をかけるのを忘れる所でした。今日は竹澤恭子さんのコンサートの
チケット発売開始日でした。
http://mixi.jp/view_schedule_entry.pl?id=0bc85c391550bb72f435b528a3d5afb0&owner_id=232213
詳細はご覧の通りオール・ベートーヴェンプログラム。私は竹澤さんの生演奏を聴いた
事がありませんが、それにしてもスプリングソナタと「クロイツェル」と７番、恐ろし
過ぎる曲目です。誤解のないよう申しますが大好きな曲ばかりです。
しかし全く誤魔化しが効かない。だから恐ろしいのです。今夜は
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)作曲
ピアノとヴァイオリンの為のソナタ５番ヘ長調「春」Ｏｐ．24
本曲は４楽章から成る演奏時間25分の大曲。冒頭のヴァイオリンの旋律はフィギュア
スケートの本田真凛選手が用いていたので、そちらでご存知の方もおられよう。
手元に何枚かＣＤがある。
Ｖｎ：樫本大進
Ｐｆ：イタマール・ゴラン
樫本さんがル・ポン国際音楽祭の音楽監督をされているので何回か生演奏を聴く
機会があった。本盤はデビュー盤。本当に生き生きとした演奏に心動かされるが、
楽譜を開けてみると、きちんと楽譜に則った演奏である事が分かり感銘を新たにした。
ここまで明確に強弱を付けないものなのである。しかし、凸凹がなくなれば、それは
ベートーヴェンではない。
Ｖｎ：ナタン・ミルシテイン
Ｐｆ：ルドルフ・フィルクスニー
お二人とも鬼籍に入ってしまい最早、生演奏を聴く術はない。ヴァイオリンの貴公子
に相応しい流麗な演奏。
本曲、ジュリエッタとの恋愛中に書かれた。そういう青春の謳歌が確かに聞こえるが
相手は伯爵令嬢、先行き不透明感が本曲にも漂っている。破局後の作品が実は「月光」
なのだと言えば納得。
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