http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/
日本橋…っつうか、銀座線の三越前あたりにある。
自転車で行くときは界隈に自転車置き場が無いので歩道に止めてしまうがあんまし文句を言われない。今日はとても暑くて自転車でゆく気は毛頭おきなかったけど。
ここ数日、快適な温度であっただけに今日の気温は身にこたえる。(-_-)
さて、展覧会は絵画を中心としているが、ハニワや円空仏などもある。
有名どころでは仙��(せんがい）なんかがある。寿老人と大黒と福禄寿だったかの絵はほぼマンガだ。
地獄絵なんかもあって、獄卒が地獄に落ちた人に煮え湯を飲ませたり、ハンマーで叩いたりしているのだが、責める方も責められる方も緩いので不思議な感じがする。釜茹でされてる人々も苦悶の表情など浮かべておらず、ちょっと長湯しすぎてのぼせたなあ…程度のものだ。
印象に残ったのが、平清盛が出家した後に福原に新しい港を築こうとした顛末を絵巻にしたものがあったのだが、人物がゆで卵に体をつけたというか、イラスト屋を更に単純化したというかのゆるさで気の抜ける絵となっている。しかし、話は…平清盛が出家した後、福原に港を作ろうと思って工事を始めたがなんだかいろいろ事故があって進まない。ここはひとつ人柱を立てようと思い立ち、そこらを歩いていた通行人を片端から捕まえて３０人揃えようと思った。ところが、２９人までは揃ったものの３０人目がなかなか来ない。
配下に命じて一所懸命捜させたら、一人の高名な修行者を捕まえた。これはレベルが高いから人柱にするのはやめようか…と相談していると、修行僧が100巻のお経と共に自分が人柱となるから、他の２９人を助けてくれと…という話なんだが、昔的にはいい話なのかも知らんが、今日的には酷い話だなあ…と。清盛の出家してからの話だし。
ちなみにカメラを使えなかったので説明パネルを読んだ記憶だけで書いてるので間違いもあるかも。…まあ、どうせゆるいものではあるし。いいか。
他にも多数の緩い、あるいはアートの域に達したゆるさの作品等もあってみるべき価値はあると思う。
ただし、この展覧会は9月１日まででおしまいだ。それで暑い中行ってきたのだけれど。
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