五月新緑の九州大分を旅してきました。
賃貸退去の２室は空室期間１カ月以内で収まり一段落。ご褒美がてらGW明けの閑散期で好天に恵まれるこの時期に、温泉豊富で自称おんせん県の大分を、2泊3日で家内とレンタカーで巡りました。
使った旅のパックは阪急交通社。JAL便で時間帯も早朝発夕帰りと好都合でレンタカー付。閑散期なので僅か1人29,800円。難点はAランク評価に反して外国人団体客で朝食時大混雑だったホテル。
1日目：羽田7:55発で大分空港へ。空港で車を借りて国東半島の両子寺に。待望の仁王様石像を拝んだ後は、昭和レトロの街の豊後高田、八幡宮総本山の宇佐神宮を詣で、別府近郊のホテルに投宿。
2日目：別府鉄輪温泉を経て由布院温泉を散策。やまなみハイウエイから新緑の九重連山を眺め、懐かしの瀬の本YHから黒川温泉へ、つげ義春が描く涌蓋山麓の峐の湯を訪ね、別府に戻る温泉巡り。
3日目：空港への途中の杵築市で眺望絶佳の城や武家屋敷街を散策。名物カラアゲを食べて車を返却。全走行距離は330�辧�自分のと同じアイサイト車で運転が楽チン安全でした。14:40便で帰京。
国東半島には山陽新幹線が開通した73年末に、徳山から船で来て以来の再訪。昨年の六郷満山開山1300年祭に行けなかったので、落ち着いたこの機に両子寺の仁王様石像を訪ねるのが目的の一つ。
奈良京都に多い天皇が建てた大寺院と違って、地方の寺々には違った趣があります。例えば有名な奈良の東大寺。山門に控える運慶作の国宝仁王像は木造の力作ですが、云わば東大卒の官製エリート。
両子寺は仁聞ニンモン菩薩が国東半島で開基した寺の一つ。両子寺参道に立つこの仁王様、江戸末期に地元工人が刻んだもの。石造ですが屋根無しの露天のまま。云わば地方私大出の叩き上げかな。
そしてこの仁王様の、奥深い山中で風雨に晒され苔むしても凛々しく屹立する姿、周りの静謐な杉林に溶け込む一体感、長い石段の入り口に立ち奥に門構えの遠近感ある景観、自分は感動を覚えます。
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