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2019年03月29日23:22

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【第57期十段戦五番勝負第2局】

■村川八段が1勝1敗に=囲碁・十段戦
(時事通信社 - 03月29日 20:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5559587

井山裕太十段に村川大介八段が挑戦する第57期十段戦挑戦手合五番勝負第2局が、3月29日(金)に東京都千代田区の「日本棋院東京本院」で行われた。
結果は、村川が154手まで白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を1勝1敗とした。
終局は17時23分。
持ち時間3時間のうち残り時間は黒番の井山が2分、白番の村川が1分だった。
第3局は、4月11日に長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」で行われる。

● 村川八段、対井山戦の連敗ストップ! ○
https://www.sankei.com/life/news/190329/lif1903290007-n1.html

シリーズ前半戦のヤマ場である本局、黒番の井山十段が星と小目に対して白番の村川八段が2連星でスタートした。
黒は左上の三々へ侵入して実利を確保した。
白は右下へケイマに掛かり、黒は手堅くコスミに受けて白は二間に開いて穏やかに分かれた。
黒は続いて左下へケイマに掛かり、白はコスミツケた。
これで、下辺が黒模様となった。
ここまで穏やかな布石であったが、白が下辺へ厳しく打ち込んだ為、局面は急変した。
黒は裂かれた2子の動き出しを保留して三々へ入った後、左辺へ打った石を動いて行く。
白は左上の厚みを強化してから、中央で黒を切断して厳しく攻め立てた。
黒は代償を求めて左上の白模様を荒らし、右辺で白を切断して戦いを起こした。
白は左辺の黒を上辺から攻撃を仕掛けていく。
お互いに弱石の凌ぎがテーマになってきた。
そして、左辺から上辺が攻め合いの様相となって、勝負所へ差し掛かった。
黒は9の二で4子を連絡し、白は右上へ侵入する。
左辺の白の大石は生きを確保済みだが、黒の二つの大石を全て凌ぎ切る事が困難な情勢が解消されず、多くの持ち込みの石が出来てしまってはコミが出せず、黒は戦意を喪失してしまった。

これで、村川八段は初勝利。
負けると差が二つに開いてのカド番へ追い込まれる所だったので、大きな1勝だ。
これで、次を落とした方が2連勝で逆転する事は十分可能な話だと思うので最後まで判らなくなって接戦の様相を呈してきた。

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