我が家のお風呂は狭い上に、あまり体が暖まらない。
更には、使用後にはカビ防止の為に、水分除去の為、ワイパーと湯上りタオルを駆使し、天井から壁から床まで拭きあげる。
これをするのと、しないのでは、カビの発生率も汚れもかなり違うのだ。
だがこの作業が、今の私にはかなり疲れる。
喘息で静養して大分良くなったので、初めての湯屋(銭湯)に行く決意をした。
足立区でも銭湯は多かった。
だが、バスで行くか、電車に乗るか、遠い場所にしかなかった。
会社の帰りに行くには、疲れ切っているので無理だった。
ここ、江東区も意外と昔ながらの銭湯が残っていた。
散歩がてらに、3箇所は見つけた。
高齢になると、役所から割引入場券が発行される。
仕事先で、中央区の人が言っていたが、入場料金は100円だとか。
江東区は200円だった。
区の行政によっても、こんなにも違うのだが、200円でも安価で助かる。
3月31日までに、銭湯に役所から来たハガキを持って行き、入場券と交換しない限りこれが無効になってしまう。
月島に勤めていた会社の帰りに、月島温泉という名の銭湯には行ったが、それ以来、十数年ぶりになるのだろうか。
時間はもう既に夜間の9時30分になっていた。
何時までに出れば良いか聴くと、10時30分までだという。
昔ながらの狭い風呂屋だが、番台は無い。
受付の左右に派手なノレンがあり、左が女湯、右が男湯なのだが、派手すぎるノレンなので、男湯に間違って入ってしまった。
夜間、客はいなかったので、男の裸を見なくて済んだ。
初めて来ましたと伝えても、風呂屋の受付の女性は、左側が女湯という当たり前な事は説明しなかった。
広さ的には、町の小さな風呂屋だ。
入る手前にシャワーの囲いがあって、簡単に体を流せる。
ジャグジー風呂もあった。
湯に浸かる前は、全身を洗い流すのは常識なのだが、昔は手ぬぐいで、前を隠し、風呂に入るのが当たり前だった。
今は、タオルを持って湯に浸かるのは禁止になっていた。
だからかどうか? 隠すなんて所作はないのである。
若き乙女でさえ、堂々っと大股で歩き、堂々と湯に浸かるのである。
あ〜あ〜ぁ〜、時代なのであるなぁ
松崎ナオのフォークソング、好きだ。懐かしささえ感じる。
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