mixiユーザー(id:20270607)

2019年02月08日03:18

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【犬の話】とおりすがりの。。。ふ

おつかいの通り道、auショップの前に停めてある自転車の後ろの籠から小さな茶色い頭が見えた。

のぞきこむと、エンジ色の暖かそうなベストをきたミニチュアダックスが、数枚のフリースにくるまれて、ご主人を待っていた。

「オカーサン待ってるのん?おとなしくてイイコやねー」と声をかけると少し心細そうに顔をあげたその子の両目は「カラコンつけてるの?」と言いたくなるくらいまっ白だった。

そうか。白内障になるとここまで白くなっちゃうのか。

クーちゃんものぞきこむ角度によってはうっすらと白く見えることがある。一応獣医さんからは「白内障ではない」と言われてるけど。

その子は睫毛も真っ白なんだけど、体の毛はまだしっかり茶色くてつやもあってきれいだった。
きっと大事にされているんだろう。

そっと手をだすと少しにおいをかいだ後、顔を手に寄せてきた。
ワタシは喉元や額を軽く撫でながら話しかけた。

「このショップは時間かかるでぇ。オカーサン、なかなか出てこられへんわ」
「オカーサン出てくるまでぬくぬくしておとなしぃ待っときやー」

そうなんである。
ワタシは道端で犬や猫を単独で見かけると話しかけてしまうヒトなんである。
一人で話しかけて自分で勝手に返事を予想して相づちをうってる、、、おかしーやろ。

以前、同じようにドラッグストアの前で飼い主を待ってた黒柴は無造作に地面においたリードに従って、きちんとお座りして待っていた。

「かしこいねー、オカーサン待ってるのん?」と話しかけると、多分若いその子は気が散ってしまった。
しかもかわいい子だったので次々に人がよってきて、とうとう立ち上がってしまったところに、飼い主さんが戻ってきた。

あかん。
この子が怒られてしまう。
ワタシが話しかけるまで、すごいいいこで待ってたのに!!

と思ったワタシは見知らぬ飼い主さんに突然謝った(ヘンよ、絶対)。

「ごめんなさい、ワタシが構ってしまったから立っちゃってん。それまではちゃんとお座りしてやってん。あんまりお利口さんやからつい構ってしまってん。怒らんといてあげてね。ごめんなさいね。」

といいながらさすがに「なんでワタシは見知らぬ犬のためにこんなに謝っているんだ?」と思った。

でもお店の出入り口に置いといて、リードをどこにも繋いでなかったら誘拐されても知らんで。。。

ウチの近所では血統書のついてそうな小型犬は迷子になるより誘拐される方が多いらしいのだ。

小さい子供が親からはなれてあるいてると、ワタシはつむじをつついて知らん顔をする。
つつかれたところを両手でおさえてあわててオカーサンのもとに走っていく姿はかわいいと思う(笑)。

赤ちゃんを見ても同様だけど、最近は赤ちゃんはさわらせてもらえないので我慢しているのである。
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