米中貿易戦争は日本にとって、第二の朝鮮特需になるか？(4）

トランプの中間選挙勝利宣言は何だったのか？
下院で民主党に負けたのに？と素人は思ったろう。それは２年後の大統領選挙に民主党が有力な候補を出せないと見抜いたからだ、小者ぞろいの民主党は次期選挙でもトランプに勝てない。
八千人もの違法移民を止めなければ、この後、南米からの移民が殺到してドイツどころでは無くなるのは目に見えている。ドルが基軸通貨から外れる程の財政赤字の悪化を止める為、トランプは当選した。世界の警察官だ、移民天国だの余裕はもうないのがアメリカの現状だ。その間隙を縫って中国が台頭してきた。
１０月４日のペンス副大統領の対中国<冷戦宣言＞は、マイケル・ピルズビーの「china 204９」に起因することは、同席したピルズビーを２度も名指しした事からも明らかだ。
日本の先進評論家ぶるジャーナリストや学者達は、３年も前に日本でも発売されていたこの著作を読んでいないのか、意味が分からなかったのか誰もこのことに触れず、訳知り風に米中貿易戦争を論じているが、赤面の限りである。
つまり、トランプは高関税で中国の貿易を封じて。中国を混乱させるから、シンゾ〜お前は習近平を助ける振りして、漁夫の利を稼げ！と。
安倍が習近平と結んだ友好三原則を、慌てて外務省が火消しに回ったのは、対米従属キングの外務省が、米政権から何も聞かされておらず、安倍の放言とトランプに繕おうしたからに他ならない。
トランプは中国を締め上げて日本に漁夫の利を与え、日本に高関税の財源をもたらし米国に還元させる、過去の朝鮮特需の日本から利益を搾り取った軍産の再現を狙っている。