mixiユーザー(id:8426595)

2018年11月02日10:07

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ん〜、やっぱり 2way だよっ!

あぁ〜。
またしても、悪い持病の発作が…。
それも、結構に酷い発作だ。
その発作を誘発するような所へ足を運んでしまった私が悪いのか…? 
それとも発作を誘発させた病原体が強烈だったのか…? 
ん〜。
おそらくはその両方のような…? 
もう早急に、この持病の発作を緩和させる処置を施さなければ…。
 

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その発作の原因が、これ…。
写真は「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
今から30年以上も前の JBL “L56” なのであった。
 

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いつもの CAFE CRESCEND さん家に足を運んだ先日のこと。
 

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おや…? 
いつの間にか、こいつが鎮座していたのだよ。
ん〜。
この頃の JBL の 2way って、結構に私好みの音だったのを思い出す。
で、よせばイイのに「これ、聴かせて!」とお願いをしてしまったのだ。
するとどうだ? 
あぁ〜。
あぁ〜〜〜! 
たったの3秒だった。
他の Speaker から “L56” に切り替えたらば、たったの3秒間を聴いただけで「くらっ…」と来た。
素晴らしい! 
その Cymbals の音に、私はいちころ…。
Guitar も抜群! 
これぞ俗に言う「Jazz 、Rock 向けの Speaker」というそれ、そのもの。
とにかく、Drums Set の Cymbals の音の生々しさ、艶、適度な華やかさには息を飲んだ。
Vocal も悪くないぞ。
低域も適度な量感に加え、そこそこの Speed 感もあるではないか。
低域用は直径 25cm の Woofer で、高域用は蒸着 Aluminum の Hard Dome Tweeter という Simple な 2way 構成が故に、その再生帯域(Range)は広くない。
けれども、私好みの音楽を楽しく奏でる能力は「抜群」だった。
そう! 
そうなんだよ、そうなんだよ、やっぱり JBL は 2way に限るんだよ。
そんな私の確信を、この30年以上も昔の Vintage JBL が再認識させてくれたのだ。
 

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写真は同じく「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
世間で JBL と言えば、こういうのとか…? 
 

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こういった 4way の Professional Studio Monitor を連想される方も少なくなかろう。
写真は同じく「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
だが、私はこういう JBL が苦手…。
こういう Nonsense な 3way や 4way の音には「我慢」を強いられるから苦手なのだ。
低域から高域まで、Wide Range で且つ Flat な再生音を求める Professional Studio Monitor としては優秀であろう。
けれども、音楽を楽しむ為の Speaker では無いのだよ、少なくともこの私にとってはね。
Low(低音)、Mid Low(中低音)、Mid High(中高音)、そして High(高音)という 4way 構成ともなれば、それぞれの帯域で音源が分散されてしまう。
特に酷いのが Mid Low と Mid High の存在。
音像を決定する最も重要な帯域を、この間抜けな構成で「台無し」にしてしまっている。
だから、我慢を強いられるのだよ。
それも「耐え難きを耐え…」な我慢をだ。
こんなのじゃ〜話にならん、いや、音楽にならん。
だから、やっぱり JBL は 2way に限るのだよ! 
 

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その 2way の究極がこれだ。
写真は同じく「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
JBL “Project K2 S9500” という、大型冷蔵庫のような大きさの Vertical Twin が奏でる音の素晴らしさは過去に記した日記のとおりである。
こんなにデカくても、仮想同軸が故の「恐ろしい程に Real な音像」には度肝を抜かれた私であった。
猛烈に素晴らしい 2way だよ。
 

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これも凄いぞ! 
JBL “Project EVEREST DD67000” なんざぁ〜、その究極を更に私好みにしてくれたような存在。
一見 3way 4speaker に見える、いや現実的には(ほぼ)それそのものなのだが、実際の動作は 2way と同じなのも以前の日記に記したとおりである。
基本は低域用の直径 38cm Woofer に、中高域用の 4inch Driver による Horn という組み合わせ。
その Crossover はなんと 850Hz という低さである。
この Simple な 2way を更に Wide Range にさせるのが…
 150Hz 以下のみを受け持つもう一発の Woofer
 20kHz 以上を受け持つ高品位な Super Tweeter 
…という、もうよだれが垂れてしまいそうな構成なのだ。
 

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ところで…。
私が一番最初に聴いた JBL は、これだった。
写真は同じく「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
そう、あれは中学3年生の頃だったか…? 
ん〜、もう40年近く昔の話になってしまうのだが…。
この JBL “L40A” が奏でる Jazz や Rock に心を奪われた記憶は今でも鮮明に覚えている私である。
低域用は直径 25cm の Woofer で、高域用は直径 2.5cm の Dome Tweeter という 2way は先程の “L56” と同じ構成。
でも、その Unit は見てのとおりで全く異なる。
低域用は JBL “033” で高域用は JBL “127H” という組み合わせを 1,800Hz で Close させている。
出力音圧 Level は 88dB/W/m なので、ちょいと鈍臭いところは目を瞑る。
本体重量は 20kg とまずまずの重さ。
こんなに Compact な Speaker なのに、出てくる音の躍動感にはもう、びっくり !? 
もう欲しくて欲しくてどうしようもなかったけれど、1本が10万円もする買い物を「おいそれ…」とはいかなかった…(泣) 
Range は狭かったけれど、Jazz や Rock だったらば「これで充分!」と思った。
今でも欲しいような気がするのが、この JBL “L40A” だったりする。
これの前期 Model で Alnico Magnet だった “L40” の中古が出て来たらば「即、買いだべ !?」と思っていた私なのであった。
 

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そんな(中学生の頃からの?)未練みたいなのを引きずっていた私の目の前に突如現れたのが、この JBL “L56” だった、という流れである。
前述の “L40A” の後継機種で、その発売開始は1982年とのこと。
その “L40A” の音に心を奪われたのは前述のとおりだが、その前期機種だった “L40” はもっとイイ音だったであろう。
しかし、その “L40A” の後継機種である “L56” がどんな音を奏でるのかを知らない私だったのだ。
それがいざ “L56” を一聴したらば、あの “L40A” をも上回るような鳴りっぷりだったもんだから驚いた。
 
およそ40年前に “L40A” を試聴したあの当時、3way 構成で更に高価な機種の JBL “L50A” なんぞもあった。
あったけれども、あれは駄目! 
確かに “L40A” より音は Wide Range だったけれど、駄目なものは駄目! 
値段が高ければ良いものだという私の概念を木っ端微塵にしてくれたのが “L40A” だったよ。
で、この度の “L56” との出会いである。
ん〜。
やっぱりね、JBL は 2way に限る! 
耐え難い我慢を強いられる JBL の 3way や 4way の音は苦手なのだよ、本当に…。
 

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写真は同じく「オーディオの足跡」さんから拝借したもの。
JBL “L56” を構成する Unit である。
低域用は JBL “118H” で高域用は JBL “034” という組み合わせを 2,200Hz で Close させている。
出力音圧 Level は 90dB/W/m なので、88dB/W/m の ”L40A” よりはちょいと能率が良い。
本体重量は 20kg で “L40A” と同じ。
で、この “034” という Tweeter が奏でる Cymbals の音に魅了されてしまったのだ。
この Tweeter はイイぞ! 
 
しかし、少々「キラキラし過ぎ?」なところも垣間見せる。
なので…? 
もしも、私がこの “L56” を手に入れちゃったらば…? 
早速に内蔵される Network を弄っちゃうであろう。
各 Condenser は当然に私好みの物に全て交換しちゃうのだ。
場合によっては Coil も換えちゃうかも…? 
Cable も当然に「もっとイイもの」にするのは当然なのだが、いっそのこと、Network は外付けにした方がイイかも…? 
 

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そんな「改善策」を思い浮かべていたらば、それを「やっちゃいました」なお店の “L56” を発見する。
写真はその「ハイファイ堂」さんから拝借したもので、“L56” に内蔵されている Network を弄くっちゃったのがこれだ。
そうそう! 
いくら天下の JBL と言えど、純正の Network の Parts なんざぁ〜ゴミっぽいのばっかりも珍しくはない…。
しかも、30年以上という長い月日とあらば Condenser の類は劣化の一途である。
それを Refresh ついでに、私好みの音に近付ける「Condenser 選び」もまた楽しそうではないか。
写真の Network 回路なのだが、Condenser の全ては(ちょいと高級な)黒い奴に交換されている。
その下にあるのが、交換で取り外された純正の Condenser たちだ。
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
この黒い Condenser は、Denmark(デンマーク)の JANTZEN(イャンツェン)社製の “CROSS-CAP” という Film Condenser だ。
お手頃価格なのに高音質と評判の “CROSS-CAP” Series なのだが、私も「これにしようかな?」と思っていたところである。
こんな Condenser の1個でも、音は恐ろしい程に変わる。
だから Condenser のひとつであろうと、どこの Maker の何にするかを「吟味」する必要があるのだ。
Cable を換えただけでも、Setting(Speaker の置き方)をちょいと変えただけでも、驚く程に音は変わってしまうのだから…。
狙いどおりの自分好みに変われば「うっしっしぃ〜」なのだが、そうでなかったらば「なんですとぉ〜 !?」で頭を抱えてしまう…。
だから Audio は面白くて楽しく、時には辛くて苦しい…。
悪い方向に嵌まれば泥沼だよ。
Cable や Condenser といった Parts を吟味し、Setting のあれこれを繰り返す。
最大限に頭脳を駆使して、己の理想を追い求める。
少ない予算であろうとも、己を信じて最大限の効果を狙う Cut & Try の数々…。
その努力は、いつかきっと報われる。
これぞ、 Audio の醍醐味! 
私はそう思う。
 

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そんな JBL “L56” なのだが、このように Compact な(本棚に入るという意味の)Bookshelf Type が故に、床上にそのまんま置く訳にはいかない。
そう! 
これは「何かの上」に乗っける格好でないと駄目であって、一般的には Speaker Stand を必要とする典型である。
で、その Stand はさて、どうする…? 
 

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世間には「何で?」なくらいに高価な Speaker Stand も「わんさか」だったりする。
写真は TAOC 製のそれ…。
これだけでも1本は3万円以上なのだが、まだ安い部類だったりする…? 
しかも、どんな Stand を選んだかで音は大きく変わってしまうのだからもう「泥沼」なのだよ…。
 

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そこで思い付いたのが(今の世間では Sub Woofer と称する)Super Woofer を自作して、それを Stand 代わりにしてしまうという構想だ。
そう! 
Image としては、我が教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)が設計し大成功を収めた「モアイ」でのそれ! 
超低域を担う Super Woofer Speaker が、Main Speaker の Stand にもなるという「目から鱗…」の画期的な Design のそれである。
この「モアイ」な Super Woofer Speaker を “L56” に合わせて自作する。
これの Woofer Unit には、FOSTEX 製の “FW168HR” が私好みの High Speed な重低音を軽やかに奏でてくれる、ような気がする。
Main の “L56” との Crossover は、本家「モアイ」のそれよりも低い周波数にするのは必須であろう。
これで Low End を欲張ったらば、High End も欲張りたくなっちゃうのは当然のこと。
なので Super Tweeter も追加したい。
Cymbals の音が素晴らしい JBL の Tweeter “118H” に対して「さり気なく」というより「存在を感じさせない」くらいの Super Tweeter が欲しい! 
そんな私の要望に応えてくれそうなのが、FOSTEX 製の Dome Tweeter “FT28D” だ。
能率的にも “L56” と「どんぴしゃ!」のようなので、上質な Condenser を1個だけで繋ぎたい。
その Crossover は 18kHz の辺りか…? 
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
まるであの「モアイ」のようなそれは、前述の JBL “Project EVEREST DD67000” と同様の構成と化す !? 
この私を「いちころ…」にしてみせた JBL “L56” だが、その Low End と High End をもどどぉ〜んと拡張してしまったらば…? 
あぁ〜。
想像しただけでニンマリしてしまうではないか…。
 

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あぁ〜。
悪い持病の発作が激しいぞよ。
このまんま放っといたらば、呼吸困難に陥って死んじゃうかも…? 
私の命にも関わる Sirius な状況を今すぐ「何とかしろよっ!」とあらば…? 
ん〜。
もう「買うしかねぇ〜べ」なのであった。
この JBL “L56” と出会したその翌日には「それ、僕が買います!」と電話してしまったのである。
さて、そのお値段は…? 
因みに、30年以上も前の新品での定価は Pear で ¥150,000 とのこと。
前述の「ハイファイ堂」さん家で Condenser 交換済みの中古品は Pear で ¥99,800 だった。
で、この度の CAFE CRESCEND さん家での中古品は Pear でなんと ¥58,000 と来た! 
おいおい、1本が ¥30,000 もしないんだぜっ !? 
イイね、イイねぇ〜。
支払いと受け取りの日程はまだ未定だが、先ずは我が家の AV Room の受け入れ体制を整えねば、なっ…! 
 
さてさて、この JBL “L56” をどう料理してくれようか…? 
やっぱり JBL は 2way に限る! 
…を改めて再認識させてくれた、Cymbals の音が素晴らしいこれをだな、とことん私好みに躾けちゃうのだよ。
しかも、Woofer の Roll Edge は交換済みだからしばらくは安心。
イイね、イイねぇ〜。
これで一生(苦しみながらも…?)存分に楽しめるとあらば、安い買い物だよ。
あぁ〜。
もう色々な構想の数々で頭がいっぱいだぞ。
でも、あれこれ考えるのは楽しい。
悪い持病の発作は治まったのだが、今度は「知恵熱」が出ちゃいそう…? 
アホだよねぇ〜。
でも、アホな毎日は楽しいのだ。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに(アホっぽく?)遊ぼうぞ!
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