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2018年09月12日17:48

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最後のシャーロック・ホームズ

1995年の本日、9月12日に心不全のためロンドンの自宅で一人の俳優が亡くなります。

ジェレミー・ブレット氏。

映画『戦争と平和』や『マイ・フェア・レディ』など舞台や映画など

幅広く活動を展開した氏ですが、私に取って一番印象的だったのは1984年より

グラナダテレビ放映の『シャーロック・ホームズの冒険』でのシャーロック・ホームズ。

ファンからすると、ホームズの風貌や仕草、性格まで原作に一致し、私が見た中では最高です。

氏は双極性障害で、夫人の闘病晩年期とホームズが死ぬ放送回の撮影時期が重なり症状が悪化、

夫人の死後、1年ほど『シャーロック・ホームズ』の撮影を休まれたそうです。

撮影再開後、精神的危機を迎え、入退院を繰り返す事になります。

続編の撮影中、酸素マスクを手放せなくなる状況になります。

その時の言葉とされるのが

「諸君、されどショーは続けねばならない」と。

偉大なる俳優であると同時に、偉大なる職業人。

この人こそ最後のシャーロック・ホームズだと思うのです。

「緋色の研究」「恐怖の谷」「グロリア・スコット号事件」「隠居絵具師」

「ライオンのたてがみ」「株式仲買店員」「花婿失踪事件」「オレンジの種五つ」

「技師の親指」「緑柱石の宝冠」「黄色い顔」「ライゲートの大地主」「ブラック・ピーター」

「三人の学生」「スリークウォーター失踪」「白面の兵士」「覆面の下宿人」「最後の挨拶」

これだけの原作が残されたまま亡くなってしまいました。残念です。

本日は昨日準備した第1シリーズ、第1話 ボヘミアの醜聞 を見る予定です。


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