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2018年05月24日23:50

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今宵はシンフォニック・ジャズを(デューク・エリントンの命日に寄せて)

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今日はデューク・エリントンの命日です。1899年生まれということはプーランクと同い年ですね。来年は生誕120年です♪
そこで今宵は先日新日本フィルの定期の会場で仕入れた一枚を改めてじっくり聴いてみることに。

デューク・エリントン:
ハーレム(1950)
ブラック、ブラウン&ベージュ組曲(1943)
バレエ組曲「三人の黒王」(1943)
組曲「河」(1970)
ビリー・ストレイホーン(エリントン編曲):
A列車で行こう

バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ジョアン・ファレッタ(指揮)

エリントンはこの時期のジャズ・ジャイアンツには珍しく音楽の専門教育を受け、譜面が読めただけでなく作曲もできました。自分のバンドで演奏するために多くのオリジナル曲を世に出しています。
そんな中、LPレコードの開発により、今までより大編成でスケールの大きな「ジャズ組曲」を最晩年まで書き続けてアルバムとして発表しました。
これらの作品は内外の現代作曲家に大きな影響を与えました。日本でも黛敏郎や武満徹など戦後の日本作曲界を担った先生方がエリントンの影響を認めています。武満徹はアメリカ留学で付きたい作曲家を訊かれて「デューク・エリントンに師事したい」と答えて周囲を慌てさせました。

このアルバムは第2次大戦中から最晩年までの代表的なジャズ組曲を中心に4つのオリジナル作品とエリントンの代名詞である「A列車」が収められた好盤です。
ドラマティックでスケールの大きなシンフォニー・ジャズを指揮するのはジョアン・ファレッタさん。先日新日本フィルで姿を拝見しましたが、きびきびとした端正な指揮姿はまさに「ソフィスティケイテッド・レィディ」。このアルバムでも生気に満ちた素晴らしい演奏です♪
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