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2018年03月24日14:30

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オオイヌノフグリ

「大犬の陰嚢」と書く、学名は「Veronica Persica)「ベロニカ.ペルシカ」とはキリスト教の聖者にたいして捧げられた名前でキリスト教の伝説上の聖女を意味する。

日本には明治初期に渡来したと推定されている、ペルシア産の帰化植物。 この花の瑠璃色はペルシア陶器の澄んだ青を思わせるような色です。

雪が融けた草地の日溜まりに青い星のようにぽつんぽつんと小さな花が開き始める。
早春に咲いて初夏には枯れる。種子は暑い夏を草陰に埋もれ眠ってやり過ごし、丈の高いライバル植物が枯れ始める秋に芽を出す。冬から早春は小さな植物にとって勢力を広げるチャンス。

花が小さくて可愛らしく、可憐な花なのですが、なぜこんな名が付いたのだろうか? 道端に多く生え雑草のようで、丸みのある実が犬のフグリに似ていることから付いた名だそうだ。

植物学者はもう少し彼女のことを考えて付けてやればいいのに、ちょっぴり可哀そう!
「瑠璃唐草」、「天人唐草」、「星の瞳」、「青い星」など素晴らしい夢のある言い名があるのに、
なぜカタカナに拘るのか?

この辺りにはまだ雪の下ですが、里に下りれば公園などでは、晴れた日には瑠璃色の花を精一杯に開くが、薄曇りの日には半開きの憂え顔をしている。

群生するので、原っぱで群生地を見つけたならば、その花の上に寝転んで空でも見ていれば、別世界にいるようで現生の煩わしさもしばし忘れさせてくれるだろう。

花言葉は「愛くるしい」とか。
高浜虚子は「星のまたたく如くなり」といっている。




森の人
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