前立腺ガンの治療を終えて４年半。
今のところ再発も副作用も無く心配無用なのですが、前立腺ガンは１０年後も再発する場合があり安心はできません。それで今も半年毎の検査で、放射線治療を受けた小岩の江戸川病院に通っています。
先週はＰＳＩの検査でした。ＰＳＩは採血して計る前立腺腫瘍マーカー。数値４以上がグレーゾーンです。自分の場合は７年前の初めての検査で8.58。２年後10.90へ上がり、精密検査でガンと診断。
治療後のガン再発判定は、従来はＰＳＩ値の３回連続上昇でしたが、ＰＳＩの最低値から2.0上がった時と改められました。自分の最低値は治療後１年目の0.191、先週が0.537なので0.346上昇です。
どうしてもＰＳＩ値の上下に一喜一憂しがちですが、その数値は加齢で漸増し、前立腺肥大でも上がると云われています。そこで再発診断にＰＳＩと併用されるのが、ＭＲＩ(磁気共鳴断層撮影)です。
ＭＲＩはＣＴと同じくドーナツ形した大きな検査装置。Ｘ線を使わないものの大音響なので、耳栓をしてリング内に横たわり、20分間静止する必要があります。ガンは画像に白く光る点で現れるそう。
自分の去年８月のＭＲＩ画像を見せて貰いました。患部断面の左側拡大画像から、光る点を探すのも慣れないと難しいかな。ガンは見あたらずとの報告でしたが、ここは医者の読影力を信じるしかなし。
尚ガンを防ぐには、高齢者は積極的に肉を食べて血管強化と免疫力ＵＰが有効。またＰＳIでのガン発見率は30〜40％、生検での発見率も同率、前立腺ガン再発率8％、再発死亡率は0.3％との話です。
東大の中川准教授曰く、「ガンの宣告で誰しも慌てます。健康な時にこそ事前の知識習得を」。今や男性の２/３はガンに罹患するそうです。この報告が前立腺ガンが心配な方の参考になれば幸いです。
ログインしてコメントを確認・投稿する