mixiユーザー(id:18013379)

2017年11月24日14:56

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すごい発見!

 
 真偽が若干疑わしくも思うが、事実ならすごい発見。
 雷の中で反陽子が生成するなら、実験室で高圧放電を行っても同様の結果が得られる可能性がある。そうであるなら、本来の生成エネルギーよりもずっと小さなエネルギー(何桁も低い)でも反物質が生成されることになり、一般的にはエネルギー収支が合わないと思われる事象ではあるが、おそらくトンネル現象の類だろうと推測される。

 ある意味、常温核融合並みにトンデモな議論になるのだが、この観測結果が事実なら、もっとデータを集めて検証すべきだろう。特にガンマ線のエネルギーはほぼ一定だと考えられるので、まじめにやれば割と観測しやすい。日本には落雷の多い地方があるから、観測機器を設置して長期的にやれば随分データが集まるはず。
 放電そのものが粒子生成の原因なのか、他の事象とも関連しているのかも興味がわく。
 他の事象と言うのは、元々宇宙線の中には地球を貫いていくようなものもあるわけだから、そういうものとの関係なのか、偶然高エネルギーの宇宙線の飛来がきっかけになっているのかもしれない。あるいは、そうした宇宙線の飛来によって上層大気中に一定量の反物質があって、空中放電で集められるような仕組みがあるのかもしれない。
 純粋に放電そのものが成因であるなら、なぜそのような低いエネルギーで反物質が生成するのかは大きな謎であるし、まじめな研究対象になるだろう。これまで考えられてきた標準理論だけで解消できないのであるなら、私たちが宇宙の根本的法則だと思っていたものに、思いがけない大きなほころびがあることになる。

 こうした事象の解明はもしかすると、反重力や、光速を超える物質移動、というSF的な技術を切り開く可能性もあるわけだから、素人から見ても興味がわく対象になるだろう。ぜひ、他の研究者によるデータ収集が進められて真偽の検証が行われて欲しい課題だと感じる。
 そもそも、有りもしないデータから作った作り話とか、別事象の解釈違い、などでない事は早めに確認していただきたい。どっちかと言えば、後者、何らかの別事象を間違って解釈している可能性の方がものすごく高いと感ずるだけに、分かり易い方法での検証が進むと面白いと思う。

 マイミクのmakkoさんがコメントをくれたので、その後調べてコメント欄に書き足してあります。大体、こんな顛末かなと思いますが、興味のある人は原著論文を読むべきでしょう。

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■雷から「反物質」 身近な場所で発見、研究者も驚き
(朝日新聞デジタル - 11月23日 08:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4871994

 物質と出合うと、光を放って消えてしまう不思議な性質を持つ「反物質」が、雷によって大量に作られていることを、京都大や東京大などの研究チームが突き止めた。これまで、宇宙から降り注ぐ高エネルギー粒子(宇宙線)が地球の大気にぶつかって生じるケースなどが報告されていたが、身近な気象現象である雷による生成が確認されたのは初めて。英科学誌ネイチャー(電子版)に23日、論文が掲載される。

 反物質は、物質と電気的な性質が逆で、宇宙誕生時には物質と同じ量あったが、その後ほとんどが消えたと考えられている。ただ、加速器を使って人工的に作ることができ、米映画「天使と悪魔」(2009年)では、物質と接触して膨大なエネルギーを放つ「兵器」として描かれた。

 京都大の榎戸輝揚・特定准教授(宇宙物理学)らのチームは今年2月、新潟県柏崎市で雷雲から放出されるガンマ線を観測。その結果、反物質の一種である「陽電子」が消滅する際に出る特有のガンマ線を検出することに成功した。また、雷によって作られた窒素の放射性同位体から、陽電子が発生するという仕組みも突き止めた。

 雷雲の中では、1回の放電で数兆個の陽電子が作られ、10分間ほどの間に発生と消滅を繰り返すと推定されるという。

 榎戸さんは「反物質が、実は身近な場所で生まれていることが明らかになり、非常に驚いた」と話す。(石倉徹也)
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