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2017年11月02日18:22

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またもサブカルの巣窟で演劇界の裏話を

いまさらながらの「真田丸」である。
昨年中は土日ともになんやかんやと忙しかったので見そびれていたのだが、
この度DVDセットを大人買いである。
まぁホンが三谷幸喜なので面白いようにできている。(というより必要以上に面白くしている)
あとそれぞれの人物描写もいろいろ迷ったりと深く描いているのと、それゆえに戦国時代のそれぞれの武将の混沌とした模様が強く浮かび上がっている。
この真田ものとして思い出すのはやはり池波正太郎の「真田太平記」である。
こちらも80年代にNHKがドラマ化しているが、「真田丸」と比べるとややシンプルである。
ただ「真田太平記」も1年を通してのドラマゆえに伏線の張り方、草の者の暗躍を効果的に使ったりとストーリーテラーとしてはやはり池波正太郎の方が一枚も二枚も上の気がする。
ところで「真田丸」での真田昌幸役の草刈正雄、ときどき思案中に手の中でくるみをいくつか転がす癖を見せるが、これって「真田太平記」での昌幸役の丹波哲郎がやってた癖をそのまま踏襲してオマージュをみせていますな。
まぁ草刈正雄は「真田太平記」では幸村こと信繁役で出て間近で丹波を見ていたからでしょうな。

さて10/1はそんな某国営放送でのホールでペトレンコ指揮の「ワルキューレ」を見た後は、そのまま2ヶ月ぶりの新宿歌舞伎町のサブカルの巣窟に出向く。
会場に着くと巨大なスクリーンにずっと水木しげるの「悪魔くん」の実写版が延々と流されている。
60年代の特撮のチープ感が昭和を強く感じさせて面白い。

INU-KERA vol.36 @新宿ロフトワン・プラス

劇団ナイロン100℃の主宰者でバンド有頂天のリーダー、ケラリーノ・サンドロヴィッチと、ナイロンの女優でアニメのポケモンのピカチューの声も担当している犬山イヌコの二人の隔月で行われるトークショー。
これの翌日から11月から開演するナイロンの新作の稽古に入るんだそうな。

先日までのケラさんが演出していたチェホフの「ワーニャ伯父さん」についてなど
いつものごとく近況とかよもやま話が続く。

ものすごく笑えたのは「ウィキペディアってやっぱりいい加減だよなぁ・・・」ということで、
ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」のページでの声の出演で一番下のその他のたぬきの英語版にケラリーノ・サンドロヴィッチと書いてある。
「俺、なんか英語で吹き替えしたらしいよ〜しかも9役も〜」とのこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%90%E7%8B%B8%E5%90%88%E6%88%A6%E3%81%BD%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%93

さてこの日のゲストはナイロンの女優さんの峯村リエさん。
前回のゲストが「ワーニャ伯父さん」に出ていた宮沢りえで、りえつながりということらしいが、昨年の三谷さんの「真田丸」で淀殿の乳母、大蔵卿局を憎々しく勤めなぜか注目されている。
本人はものすごく明るいいいひとっぽいが、あの役どころがそのまま全国区になってしまい真田ゆかりの信州とかにイヴェントで出向いても変な目で見られる・・・と言ってました。
三谷さんは「真田丸」を見ていた三谷さんの母から「あの女が一番悪い」と言われ、峯村さんに「大成功ですね」とわざわざ連絡したようですあせあせ(飛び散る汗)



フォト


次回のINU-KERAは残念ながら12月の連休中で札幌に出向いているのでなくなくあきらめましたわ。
それにしてもロフトの椅子硬くて長時間座るのちょっとつらい・・・


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