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2017年11月02日17:44

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バンコクでの一日

10月18日

 連日の移動は厳しいので、この日はバンコクでゆっくり過ごすように日程を立ててある。
 バンコク・パヤタイのフロリダホテルで目覚める。朝起きて、まず朝食を食べに行く。ホテルのレストランではなく、街中で朝食を求めることにする。道を歩いていると揚げた鳥や肉団子のようなもの、炭火焼きの肉など様々なものを売っていて、その中で赤飯をおにぎりにしたようなものを買ってみる。これはおかずを二品入れて30バーツだった。若くて快活な女性が、どのおかずを入れたいか聞いてくる。それを炊飯器に入っている赤飯とまとめて袋に入れてくれギュっと握る。
 そうではあったのだが、パヤタイ通り沿いの割とおしゃれな喫茶店に入って、店長おすすめの「おかゆ」を注文する。おにぎりの処遇は? まあ良い。

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 バンコクでの初めての朝食。おかゆは店長おすすめ、絶品でした。唐辛子を入れて好みの辛さにして楽しみました。辛くてヒーヒー。その後のコーヒージェラートがまた美味しかった。

 タイ料理のおかゆは自分で辛さを調整していく。唐辛子を入れすぎると辛くてヒーヒー言うことになるので、入れて少し食べてみてまた追加する感じ。その後、コーヒージェラートを注文する。ジェラートはバンコクではかなり流行っているようす。昔なら氷を使った飲み物は危険だったが、最近ではそうでもない様子がうかがえる。衛生環境は随分改善されている。
 お店にはパラパラとお客さんが入っていたが、朝食食べながらミーティングをやっているテーブルもある。お店のトイレに行ったときに分かったのだが、トイレは2階にあって、そのフロアにはいくつか事務所があった。ビルの2階から上は色々な会社の事務所になっているらしく、1階のカフェは、そこで働く人たちが食事をしたり、テーブルでミーティングをやったりする使い方をしているようだった。
 ちなみにトイレは事務所兼用だけあってきれいでした。このお店はかなりおすすめなんだけど、残念ながらお店の名前とか全然控えてなく、なんとなくの場所しか分かりません。

 お店の中にはトゥクトゥクがきれいに磨き上げられて飾ってありました。

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 その後サイアムあたりまで繰り出してみる。色々なお店があって「都会」である。サイアムセンターの中には、「くまもん」とか日本の様々なグッズを売っているコーナーもあった。日本とタイは飛行機で6時間の距離だが、その実際の距離よりも文化的な交流はずっと深いと感じる。タイの多くの人たちは日本の事も良く知っているし、日本で働いたことのある人も結構いる。歴史的にも欧米がアジアを順番に植民地化していく中で、タイが独立を保てていたことは良く知られている。日本と同じような環境で、各国のにらみ合いによる力の均衡が植民地化を妨げたのだが、そのおかげでタイ王室は長い間その権威を保っていた。日本とは古くから交易があるが、明治以降の日本の皇室とタイの王室との交流は多い。
 とりあえず、日本円をここでチェンジすることにした。両替屋を探して、この旅行中に必要だと思われる現金を得ておく。明日バンコクを離れてしまうと、あとはずっとコタル島とバンサパン滞在だから、余り高額な両替はできないだろうし、レートもバンコク程良くはないだろうと想像できる。この日のレートは0.27バーツ程度であった。関空での両替よりは少しレートは良い。
 サイアムセンターでは、スーパーマーケットが1階に入っていて、ここではお土産を買うのに良いなと感じる。ただ、バンコクの中心部の高級店ばかりが入っているショッピングモールで売られているものが格安である訳では無い。ビルの入り口では金属探知機をくぐらなければ入れない。警備がしっかりされている。
 警備員に手を合わせたところ、思わぬ出来事、

 私に向かって直立不動で敬礼。

 他の客にこんな対応をしている訳ではない。理由は全く分からない。こちらもちょっとびっくりした。誰か要人に顔が似ているのかな?

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 1階のスーパーマーケットで売られていた果物。ここは高級品ばかりでお値段はちょっと高いものが多かったのだけど、明日の朝食と思ってバナナを購入。タイのバナナは美味しいです。日本では大半がフィリピンからの輸入で、タイのバナナを食べるチャンスはそうそうないですが、お店では大体青いものが売られています。数日間放置して熟すまで待たないと美味しく食べられません。この日は黄色くなったものが見つかったのでそれを購入。

 昼ご飯は「和食店」「YAMANE」に入る。店員が気を利かせて和食のメニューも持ってきてくれたが、当然だが和食など頼まない。パパイヤのサラダ(ソムタム)、トムヤムクンなどを注文する。パパイヤのサラダが思った以上にとにかく辛い。汗をかきながら食べる。パパイヤは若いやつを細切りにして使っている。日本で売られている野菜でパパイヤに似たものってちょっと思いつかない。タイへ行く機会がある人は現地で食べてみることをお勧めする食材の内の一つ。トムヤムクンを食べるのも久しぶり。タイで食べるトムヤムクンは本場だけにどこで食べても美味しい。これも旅行する人には必ず賞味して欲しい食べ物。タイではエビが豊富なので、たっぷり入っていて、「エビ食べたー」という感じはする。日本のように申し訳程度にエビが入っている訳では無い。
 ちなみに、トムヤムクンにはレモングラスが入っているのだが、これが繊維質が多く噛んでもなかなか口の中でなくならない。全部食べるには結構あごの筋肉使う感じ。この旅行中に何度もトムヤムクンは食べるのだが、だんだんレモングラスを全部食べるのは面倒になってきて、後半では噛んでも無くならないような固いやつは食べないようになった。もしかしたら、最初から食べない、というのが正しい対応なのかもしれない。
 ご飯を食べた後、空が曇って雷雨になる。午後からスコールというか夕立のような感じ。滝のような雨が空から落ちてくる。バンコクはまだ完全に雨季が終わってないので、毎日こんな感じの天気が続いている。BTSに乗ってパヤタイまで帰る事にする。運賃は12バーツ。雷雨になった影響もあるようで車内はかなり込み合っていた。

 パヤタイにつくと、目の前で交通規制が行われ始めた。王様が通るのだろうか、しばらく通りで見ていた。パトカーの先導で何台かの国旗を掲げた車が通り過ぎていく。

 一度ホテルに戻ってから晩御飯を食べに行く。パヤタイ通り沿いには飲食店も多くご飯を食べるのには困らない。色々見てみたのだが、お昼に結構食べているので、晩御飯は軽くマックスバリューで何かを買って食べることにした。マックスバリューでお買い物中にお腹が下ってきた。

 ピンチ!

 タイ料理は香辛料、特に唐辛子がお腹をピンチにしてくれることが多い。
 結局、その辺でトイレを探す、というのは危険なので、ホテルまで走って帰って、部屋で無事ことを済ませる。
 明日、長いバス旅なんだが、大丈夫?
 
 翌日は朝が早いので、ホテルに戻って休む。テレビをつけると、ニュースでは仏教の行事が放送されている。タイ語のチャンネルはほぼすべて同じニュースが流れていて、何か国家的行事だと思える。
 この時は知らなかったのだが、実は前国王であるプミポン国王の国葬の準備であった。国葬が私の旅行中に行われていたことは帰国してずっと時間が経ってから知った。事前の調査不足だったと感じる。
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