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2017年10月24日04:40

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コンプレックス

ドア サラバ ドア
著者 西加奈子
父が海外赴任の為、エジプトで暮らす一家。
エジプシャンの行動に最初 驚くが、次第に馴染んでいく。

大体、赴任モノと言えば、海外での日本人社会を描いたりするが、これは4人家族の弟の目線で、イカツイ体型の上にブスな外見から来るコンプレックスの為に異常行動ばかりの姉を一番の対象に 日常生活を描いていく。

途中、「長いなー」と思う。
主人公は最初 3才位で しばらくすると幼稚園に入り、小学校に入り、中学に入り、高校、、大学に進んで 30代半ばまで、読者は彼の半生に付き合う事になる。

いく先々で「あの子の弟か!!」と言われるが 背の高さに加えてイケメンに設定された彼は、姉に関わらない事で、調子よく女の子にもてまくって生きて行く。

大学時代なんか入れ食い状態わーい(嬉しい顔)

彼に どんでん返しが来るのは 「この ハゲーっ」
(彼女、落選したね)

ある朝、鏡を見て、自分が「ハゲ」の部類に入ったと気付いた時。

背の高さも顔の良さも「ハゲ」の前には どうしようもない。
と、読者も一緒に絶望してしまう。
それまでが順風すぎたから、免疫もない。

人に会いたくなくてフリーの仕事も断るうち、ほとんど無職に。
30半ば 家族のいない、ハゲのプータローの出来上がり。げっそり

そう言えば、「ハゲー」と叫んだ彼女も 相当なブス。
泣いてる顔はさらに悲惨だった。
私は女性が美人かどうかは まず鼻の形にかかっている、と思っている。
あれだけ見事な団子っ鼻が真ん中にあったんじゃ 後、どんなパーツを持ってきてもどうしようも無いバッド(下向き矢印)

東大→官僚→国会議員 の経歴は華やかだけど あのご面相は ずっと彼女のコンプレックスだっただろうな、と気の毒になる。

今、ゴルフでは韓国のアン シネ選手が話題。
整形を公表しているが、更には おっぱいの丸みがハッキリわかるピッチピッチのウェアで 目を引く。 お尻が大きく足が細いスタイルも素晴らしく、試合に出ると おっさん達がゾロゾロと彼女にくっついて移動している。

私には なんだかダッチワイフに夢中になってるオトコに見えてしまう。

あ、「サラバ」の話だった。
いかつくて ブサイクな姉は外人と結婚し、長年 軽蔑し嫌っていた姉にハゲ増された
わーい(嬉しい顔)弟は 「小説を書く事にした」と言い、姉に「いいんじゃない」と言われる。

あの強烈な姉ちゃんがそう言うなら 彼の小説「サラバ」はきっと売れるのでしょう。

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