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2017年10月10日07:38

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【旧車ネタ】スズキ・フロンテクーペ発見(9/23)

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秋分の日の祝日だった9月23日土曜日は、釧路で始まったミンククジラの調査捕鯨の副産物として、1度も冷凍していない生の鯨肉が出回る釧路へクジラで一杯やりに行った。
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今回は札幌から土日で釧路を往復するだけだったので、交通費がいちばん安上がりで済むクルマで高速料金が掛からずに済む方法で往復したが、スズキCARAを札幌から1時間ちょっとの国道274号を運転していたら、前を走るクルマが長沼町の道の駅に入ろうと右折レーンに入り、左の直進レーンをすり抜けようとしたら、自分が走ってきているのに右の道の駅からキャンピングカーが自分の前に出てきた。

出てこようとしていたのは見えていたから予測はしていたが、まさか本当に出てくるとは、とっさにクラクションを鳴らそうとホーンボタンを連打したが鳴らない。

キャンピングカーは止まることなくそのまま出てきて、自分は脇から交わしたが、ホーンが鳴らずヒヤッとした。

ホーンなんてめったに鳴らさないので気が付かなかったが、これから釧路まで行って翌日帰り着くまでホーンが鳴らないことが分かったクルマを運転し続けるのは気分が良くない。

かと言って、札幌を出発して1時間も走ってしまったところで整備工場を探して対処してもらうほどの不具合でもなく、とりあえずそのまま釧路へ向かい、16時過ぎには釧路市内に入った。

自分は2007年から7年間釧路勤務しており、当時からこの日乗っているCARAやジープの整備で工場長にお世話になっていた星が浦のスズキアリーナ道東がまだ営業していたので立ち寄り相談したところ、廃車から取り外した中古で良ければとのことで、ホーンを交換してくれ鳴るようになった。

作業を終えて工場長と話していたら、向かいにあるスズキアリーナの中古車展示・販売コーナーに珍しいクルマが入っていると言うので見せてもらった。

おおっ、これは昭和46年から51年まで生産されていた「フロンテクーペ」じゃないか。

しかも、車検は切れているが軽自動車税は払い続けてナンバープレートは付いているとのことで、後ろに回ってみたら黄色いナンバーが付いている。

と言うことは、軽自動車のナンバープレートが白い小判から黄色い中判に変更された昭和50年以降の個体ということになる。

展示車についての説明は、昭和52年式と記載されており、「先代」が「フロンテクーペ」という説明だが(写真3)、そうだとしたら軽自動車の規格が拡大されエンジンの排気量が550cc以下までOKになった後の「セルボ」であり、前照灯が丸目2灯でフロントグリル内にフォグランプが設置されていなければおかしいので、角目2灯のこれはまぎれもなく排気量が360cc以下だった時代の「フロンテクーペ」のはずである。

この説明は、ウィキペディアにも掲載されているセルボの諸元表そのもので、間違いと思われる。

ともかく、黄色ナンバーなのに排気量360ccまでだったごく短期間、「フロンテクーペ」としては末期の、昭和50年排出ガス規制適用前の昭和50年か51年式の個体と思われる。

リアに横置きでオートバイと同じ356ccの2サイクルエンジンを積み、後輪を駆動するクルマで、運転席より前方にエンジンやトランスミッションなどがなく、運転席に座ると脚を伸ばすスペースを確保でき、床下にもプロペラシャフトやマフラーなどもなく平らなため、ほぼ寝そべったような着座姿勢で運転するような状態であり、当時の国産車ではおそらく車高がいちばん低いクルマだろう。

今自分が乗っているCARAも、コンセプトは違うが横置きリアエンジン(ミッドシップ)の後輪駆動で背が低くて狭苦しい2人乗りスポーツカーで、共通点は多い。

ジウジアーロデザインと言われるコンパクトなウェッジスタイルはシャープでカッコイイ。

価格応談だったからいくらで売っているのか分からないが、腐れも見当たらずキレイな状態で、貴重ないいモノを見せてもらった。

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