mixiユーザー(id:7410632)

2017年04月10日17:04

189 view

3月の。

3月に観たのは『ファイト・クラブ』『モスキートマン』『猿の惑星・創世記』の3本。

●『ファイト・クラブ』
自動車メーカのリコール調査員として平凡な日々を送りつつ不眠症に悩まされる『僕』はタイラーと名乗る男と出会う。彼の力強さと奔放さと無軌道さ、自分の持って居ない好ましさに引き寄せられて『僕』はタイラーと生活を共にするようになり、『大勢の男たちが集い1対1で殴り合う』秘密クラブを設立する。『僕』は生の実感と安眠を手に入れるが……的な話。
全体的に暗く重苦しい画面の中、アップテンポでチャカチャカと硬質に進行する映画だけど不思議な統一感があってナイス。事前に抱いてたイメェジとちょと違ったな。予想よかずっと面白かった。ラストシィンも思いがけずキレイだったし、ケリの付け方も含めケッコウ好み。もっと早く観れば良かったよ。
タイラーの正体もまぁよくあると云えばよくあるアレですよ、アレなんだけどラストまでちゃんと物語を引っ張ってって呉れるので問題なしです。僕さんアレ結構な大好物ですしね。うひひ。えーと、最初はお世辞にもヒロインぽくは見えなかったマーラもラストはしっかりヒロインしてたし。云うコトなし。

●『モスキートマン』
蚊が媒介する致死性ウィルスが流行する世界。原子力研究所で働くジムは妻と同僚に浮気され、更にその浮気相手は昇進して自分はクビ。失意のドン底で優しくして呉れた男が件のウィルスの治療薬を求めるイカレ学者で人体実験に使われて怪奇蚊男に。そんな話。
アルバトロス配給でこの題名、テンポだけはいい凡庸なC級ホラーだろうなぁと思いつつ、まぁそんなのが観たい気分でしたので借りたですけどコレが意外とイイ映画でした。まぁ『意外と』だけど。事前に抱いてたイメェジが低すぎたんかもね。ヒトコトで云やヒロイック要素の殆どないスパイダーマン。
ヒトの名前を覚えない社長、意地悪く当たる警備係、旦那を虐待する妻に鼻持ちならないその浮気相手ともうステロタイプな『嫌なヤツ』のオンパレードで蚊男の犠牲になってもあんまココロが痛まないのですよ。まぁ死ぬほどの罪かどうかは置いといて。ちゃんと狙う相手を選ぶしね蚊男。ヒロインは普通の心優しいお方で着地点もまぁ予想通り、ちゃ予想通りだけどいいんじゃないでしょうか別にそれは。
あぁ。刑事がヤなヤツだと思っちゃってたけどスゲエいいヒトでしたので此処に陳謝しときます。

●『猿の惑星・創世記』
アルツハイマー治療薬の実験に使われたチンパンジーがヒト並の知能を獲得、それはその子供にも遺伝する。研究者ウィルは自宅に連れ帰ったその子をシーザーと名付け、我が子同然に育てるがシーザーは成長につれ己が存在に疑問を感じるようになり、人間社会の中で異物として扱われウィルと引き離され虐待環境に置かれたコトでそれは思想として結実して行き……。
案外面白かったですよ。父親のアルツハイマーを治したいばかりに新薬治験を強行し、結果的に世界中に致死性ウィルスをばらまく結果になるって云う流れはまぁ倫理的にはともかく感情的には納得出来なくもなかったし。隣家の男がパイロットてのもその為の布石でまぁ何て淀みのない流れなのでしょう。
傷顔コバは好戦派ちゅうかゆくゆく猿社会にトラブルを招きそうだなぁ。ゴリラは力持ちで男前だったなぁ。それとオランウータンが穏やかな知性派だったのはアレだ、旧作のインスパイアなのかしらね。
インスパイアて云えばそれっぽい遊びがアチコチにあって楽しい。自由の女神の立体パズルが出て来たり、遭難する宇宙船の名前がイカロス号だったり、コーネリアて云うチンパンジーが出て来たりね。
毛利の三本の矢そのモノのエピソードが出て来たのだけどコレは外国でも有名なのかしら?それとも古代ローマかなんかで同じエピソードがあったりするのかしら。本筋と関係ないけどちょと気になる。

●●●
月間賞は『ファイト・クラブ』に。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年04月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

最近の日記

もっと見る