”玉響楽団 第壱巻 たまゆ〜ら” 玉響楽団
ローザルクセンブルグ・玉城&ボガンボス・Dr.KYONの新バンド・デビューアルバム。
先日のレコ発ライブがよかったのでiTunesでお買い上げ。(cdより1300円お得)
ライブで初めて聞いた時以上の驚きとか興奮はないけど、
あらためてきちんと聞くと、
程よくばらけた曲調とメンバーの卓越した演奏が十二分に味わえ、
アルバム通して飽きがきません。
まあ、いま流行りの音ではないし、これはというような名曲はないけど、
ライブでも感じたローザのNEWWAVE、ボガンボスのニューオリンズ系のルーツロック、
玉城の現在のバンド・マチルダロドリゲスのジェフベック、
ツェッペリン、ジミヘンあたりのオールドハードロックを見事に昇華した
幅広いロックが楽しめます。
他にもサンタナ調、”ピープルゲットレディ”的な曲、ホンキートンク調、沖縄的曲とか。
玉城の日本情緒を感じさせる(京都的?)泣きのメロディのギターソロ、
かと思えばジミヘンを彷彿させるギュインギュイン弾きまくるソロにしびれます。
KYONの日本ロックピアノ界でナンバーワンのニューオリンズ系のピアノやオルガン、
うつみようこの男前なボーカル、以前マチルダの新譜が出た時にベースマガジンの
CD評で”何かの間違いかと、聞き直したぐらい神業的なベース”とまで書かれた、
多彩なオブリガートが繰り出される笠原のベースと
メンバー各自の聴きどころもいっぱい。
やはりラストのミディアムナンバー”海の底から”が一番良いです。
”今はいない何処にもいない 忘れかけたあの声が
懐かしい名で呼びかけてくる あの頃の顔のままで”
どんとをはじめ、亡くなった人を想う歌詞、
ローザの名曲”橋の下”を思わせるピアノとギターが絡む情緒的なイントロ、
アウトロで弾きまくるギターソロのフィードバックした音の残響が余韻となるラスト、
胸にしみます。
古いロックと80年代NEWWAVEが彼らの引き出しの多い円熟した演奏で
うまくミックスされ、さらには関西人のユーモアがまぶされている。
そんな私の音楽的ツボを心地よく刺激してくれる音でした。
第二巻も楽しみです。
アルバムトレイラー
https://www.youtube.com/watch?v=uT0AzVfXTFU
SACRED PAWS セイクリッド・ポウズ
タワーで押していたイギリスの女二人組、
ヘアカット100みたいなラテンファンクな軽やかなギターポップ、心地よろしいです。
帰って見たYOUTUBEの二人のゆる〜い感じも(体形も)好感。
アルバムの中から2曲、iTunesでポチりました。
”EVERYDAY” 一番ポップな曲!
https://www.youtube.com/watch?v=IzY9ccn13w8
"STRIKE A MATCH" アルバムタイトル曲、この曲もよろし。
https://www.youtube.com/watch?v=tWR49OYNcu0
試聴してよかったけど買わなかったCD
テツコ 同志社女子出身3人組女子のスイートパンクパンド。
以前からお気に入りの結成17年のバンド、5年ぶりのアルバム。
演奏に若干隙があるものの、三人の高音コーラスと独特の視線の歌詞と
シンプルな曲は今作も健在。
結婚して、働きながら、東京大阪の遠距離バンド、
地道にマイペースで活動を続けているのが素晴らしい。
SACRED・PAWSと一緒で肩の力が抜けているところも。
アルバムタイトル曲”エロス”
♪僕のエロスはやばくて、誰にも負けない〜♪
相変わらず歌詞がキレキレ、でも全然エロくない三人が歌うのが面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=6Nq_g0HzW_s
アルバムトレイラー
https://www.youtube.com/embed/Yrgq0Aiq60I
”名曲” このバンドを気に入ったきっかけの曲(ライブ演奏)
♪脳みそは自分勝手に回ってる〜♪のサビが耳に残ります。
https://www.youtube.com/watch?v=rzVW8d3AIdM
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