『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』のブルーレイを見たよ。
これ劇場でも6回見たけど、ブルーレイで見ても最高だった。
田中裕太監督は、テレビのプリンセスプリキュアの監督なんだけど、アクションシーンを、割とカメラを引いて描く人で、凄くセンスいいアクションを描く。
キュアモフルンが敵にパンチしたら、拳から炎が吹き出て、さらに反動で、キュアモフルンが足場にしてた岩が砕けるシーンとか、引きのカメラならではの超能力バトル演出だよね。
あと中盤だから、忘れがちになるけど、敵のダークマターとキュアモフルンの最初のバトルって。ダークマター、いわゆるスタンド使ってんだよね。ジョジョの。
このスタンドが後半、暴走する展開になる訳だが、中盤のこの、「キュアモフルンのほうきファンネル」と、「ダークマターのスタンド」が闘うシーン、普通の格闘戦と違ってて、いいよなあ。
そして、この映画が圧倒的に上手いのは、「キャラクターに一歩、引かせた所」ですよ。
魔法つかいプリキュア!の4人のメインキャラクターのうち、この映画では、みらいとモフルンを主役にしますよ、と。
だから、リコは一歩、下がって下さいね、と。
さらに、はーちゃんは二歩、下がって下さいね、と。
これが、めっちゃ上手く行ってる。
実は、アニメに限らず、実写や、ハリウッドの映画ですら、「メイン以外は、その他大勢」になっちゃってる作品が、たくさん、あるんですよ。
その点、この映画では、リコと、はーちゃんに、途中、「ここは私に任せて、先に行って!」という見せ場を作り。
さらに「リコはアシスト」「はーちゃんは防御」と、役割をハッキリさせる事で、「引いた2人」にも、見せ場を与えているのです。
クライマックス、1人だけフォームチェンジが使えず、さらに技も少ない、はーちゃんに、映画ゲストのドラゴンをパートナーに付けて、戦力バランスを取ってるのも、さすがだと思いました。
ログインしてコメントを確認・投稿する